在日ウクライナ大使館 鳥取県にロシア沿海地方との交流解消求める

ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、在日ウクライナ大使館が鳥取県に対し、ロシアの沿海地方との交流関係を解消するよう文書で要請したことが分かりました。

鳥取県によりますと、文書は、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使から平井知事に宛てたもので、１４日、県庁に封書で届きました。
文書は、「ロシアの侵略に抗議するため、世界中の多くの都市が、侵略的なロシアの都市との姉妹都市関係を断ち切り、関連する協力協定を解消しています」としたうえで、「私たちは、鳥取県が世界的なウクライナ支援の運動に参加いただけることを願っております」として、鳥取県とロシア沿海地方の交流関係を解消するよう求めています。
鳥取県は、およそ３０年前からロシアの沿海地方との交流を進め、２０１０年には友好交流協定を締結して、子どもたちが相互に訪問するなどしてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、平井知事は、交流やビジネス支援の事業を、当面、停止する考えを示しています。
今回の要請について、平井知事は、取材に対し、「当面、ロシアとの交流活動はいかがかと思い、事業凍結という判断にいたっている。ロシアは、ウクライナへの侵攻から１日も早く手を引くべきで、正常化を心から願って県として寄付金の収集にも協力している。ウクライナ大使館にも、本県の状況はご理解頂けるのではないかと思う」と述べるにとどまり、ロシアとの友好交流協定の扱いについては言及を避けました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20220315/4040011122.html

国同士の柵をある程度スルーして付き合えるのもメリットだと思うし