- 1 : 2021/08/08(日) 22:28:30.628 ID:XWedqicn0
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中島「おいおい 別にあそこの銭湯は刺青禁止じゃないぞ?」
カツオ「そういう問題じゃないんだ中島 ほかのお客さん、特に子供が怖がるだろう?こんなの見たら」
中島「その 鯉の刺青、随分サマになってきたじゃないか」
カツオ「だろ?僕だってもうヤクザになって10年だぞ?」
中島「まさかあの磯野がヤクザになって 今や磯野組の組長だもんな」
カツオ「ほめ過ぎだって」
中島「ほめてないよ…なぁ磯野 いい加減に足を洗わないのかい?今時、ヤクザだなんて…」
カツオ「…もう無理だよ それにそう思うなら君も僕とは会わないほうがいいよ」
カツオ「控えとは言え 君はもうプロの野球選手なんだから」
ノリスケ「おぅ~これはあの中島大選手とヤクザの組長の黒い交際かなぁ?大スクープになるなぁ~ハハハ」
カツオ「ノリスケおじさん…また金が欲しいの?」
ノリスケ「僕はたかりのノリスケって呼ばれるくらいの雑誌記者だよ?人の弱みや
隠し事で飯を食ってるんだよ?当り前じゃないか~」カツオ(はぁ…とうとう、この日が来てしまったか…僕もヤクザだ 基本的には
仁義をそれなりに大切にしてきたつもりだ でもノリスケおじさんの要求は日々
エスカレートしてきている ここいらで…) - 2 : 2021/08/08(日) 22:29:41.098 ID:qUJXvYSc0
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わっふるわっふる
- 3 : 2021/08/08(日) 22:30:42.286 ID:CIKnYwUHr
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親戚にまでタカるのか
- 4 : 2021/08/08(日) 22:31:17.060 ID:fU+pAfFE0
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台詞しか無いから急にノリスケが湧いて出たみたいになっとるやん
- 5 : 2021/08/08(日) 22:32:03.305 ID:1uD8wVo20
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タイコさん風俗で働かせてそう
- 6 : 2021/08/08(日) 22:32:22.798 ID:XWedqicn0
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それから1時間後
ノリスケ「か、勘弁してくれぇ…もう殴らないでくれ…本当に死んじゃうじゃないか~」
カツオ「ごめんね ノリスケおじさん…」
ノリスケ「ほ、本当に56す気かい!?カタギに手ぇ出すのかい!?そ、それに
親戚じゃないか!僕たち」カツオ「都合のいいときだけ親戚だね あとは全部、金だけの繋がりじゃないか」
ノリスケの額に銃を向ける
ノリスケ「ひっ、ひぃ!」
カツオ「最後のチャンスだよ?これは僕からの情けだよ 僕を付け回して
ゆするのは構わない ただ、中島に近づいたら!」ノリスケ「わ、わかりまひた!」
カツオは最後に一発、ノリスケの顔面を殴り、気絶させた
カツオ「はぁ…はぁ…いくら、ヤクザになったとは言え、知り合いのを殴るのはきついや」
- 7 : 2021/08/08(日) 22:32:50.221 ID:pPi0xUyI0
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続いてくれて嬉しい
- 8 : 2021/08/08(日) 22:36:15.069 ID:iTFLUfPop
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組長なら自分ではやらんだろうが
- 9 : 2021/08/08(日) 22:36:22.108 ID:ocVi8AbY0
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いやそこはトドメを刺さないと
- 10 : 2021/08/08(日) 22:37:17.200 ID:XWedqicn0
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タイコ「…んっちょっとダメですよ…甚六さん、イクラが奥の部屋にいるんですからぁ!」
甚六「いいじゃないですか~僕はむしろそのほうが興奮するんですよぉ…!ねぇもう焦らさないでくださいよ!
タイコさんのあそこビチョビチョですよ?」タイコ「…やっぱりだめですよ…こんなの!私には一応、夫が!!!」
次の瞬間、甚六はタイコを殴り飛ばす
甚六「何を言ってるんだ!アバズレがぁ!堀川同盟会がテメェのきたねぇ
スナックにナンボ、金落としてると思ってるんだ!あぁ!?」イクラ「や、やめろ!お母さんに変なことするなあああああ!」
甚六「うるせぇんだよ!クソガキがあ!」
甚六さんはイクラを一発で沈めた
タイコ「イクラ!イクラ!ちょっとひどいじゃない!子供に手ぇ出すなんて!」
ノリスケ「た、ただいま…ってまた甚六くんが来てるのか…ハハハ」
- 11 : 2021/08/08(日) 22:41:06.580 ID:E4hZRHXQ0
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タイコさん36歳
アリだな - 12 : 2021/08/08(日) 22:41:56.572 ID:XWedqicn0
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ノリスケ「イ、イクラ!?どうして!?イクラが!」
甚六「よぉ薄汚い雑記者さんよぉ~テメェ、アバズレとクソガキをちゃんと調教しとけや!
クライアントに手ぇ出そうとしたんだぞ!」ノリスケ「だからと言って子供相手に暴力はいけませんよ!甚六さん!」
甚六「へっ 何が子供だ そのイクラってガキ、母親を楽させようとかで
街中のひ弱なサラリーマンや小学生相手にカツアゲするような立派な不良だよ?
喧嘩はめっぽう弱いけど」ノリスケ「イ、イクラ!?そんなことをしたのか!?」
タイコ「イクラ…なんでそんなことを!」
甚六「蛙の子は蛙って奴じゃないのか?まぁいい どうしても金が欲しいっていうなら
イクラちゃん 未成年のガキである意味 使い物になるから1000万で買い取ってあげるけど?」 - 13 : 2021/08/08(日) 22:45:58.904 ID:Ahwe+xZI0
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これは期待
- 14 : 2021/08/08(日) 22:49:13.770 ID:XWedqicn0
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磯野家
カツオ「ただいま」
ワカメ「兄貴 おかえり ねぇお土産はないの?」
カツオ「はぁ…小遣いが欲しいのかい?」
ワカメ「まさか~私が欲しいのは 兄貴の幸せだけだよ~でもお小遣いも少し欲しいかもね」
カツオ「お前だけは昔から変わらないな 父さんも母さんもきっと天国で喜んでるよ」
ワカメ「そうよ!だから私は二人をもっと喜ばせるために看護師を目指してるのよ!」
カツオ「ほら、ちょっとだけど」
カツオはワカメに3万円を渡した
ワカメ「ねぇ兄貴 夕飯はオムライスだけど食べる?」
カツオ「もちろん!それにしばらく帰れなくなるしな」
ワカメ「まさか!?懲役に!?」
カツオ「違うよ!新しい案件があるんだよ」
ワカメ「まぁ~びっくりしたわ 脅かさないでよ!」
カツオ「そんなことよりタラちゃんの具合はどうだい?」
ワカメ「相変わらず寝たきりよ 最近は堀川くんがよく話しかけてくれるから
本人も喜んでるみたいだけど」カツオ「そうか…でもなんで堀川くんがタラちゃんにそこまでするんだろうな?」
ワカメ「よくわからないわ~でもあの堀川くんは昔と違って素敵だわ~」
カツオ「今やIT企業の社長だけじゃなくて福祉事業にも注力してるしね」
ワカメ「はぁ…でも確かに不思議よね~堀川くんがタラちゃんによくしてくれるのは
でもうれしいわ」カツオ「惚れてるのかい?」
ワカメ「ま、まさか!?」
カツオ「図星だな?」
- 15 : 2021/08/08(日) 22:50:40.098 ID:pPi0xUyI0
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ここまでサザエが出てないことに驚く
- 16 : 2021/08/08(日) 22:52:07.081 ID:E4hZRHXQ0
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ワカメ、23歳で看護学校か・・・
- 17 : 2021/08/08(日) 22:56:34.059 ID:XWedqicn0
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タラオ病室
タラオ「堀川さんはどうして僕によくしてくれるですか?」
堀川「僕ね、ワカメちゃんやお兄さん…いや君の家族には助けられてたんですよ」
タラオ「どういうことです?」
堀川「ほら、僕ってちょっと人とは違うから避けられてだろう?でもあの家族だけは
僕を普通に受け入れてくれたんだ」タラオ「堀川くんはワカメおねぇちゃんが好きですか?」
堀川「あぁ…もちろん好きだよ」
タラオ「じゃあお付き合いするですぅ~」
堀川「そうなったら君は弟だよ?いいのかい?僕が兄貴で?」
タラオ「もちろんですぅ~!二人目のお兄ちゃんうれしいですぅ!」
堀川「…そうだよね 僕は二人目の兄貴だ…ハハハ」
タラオ「???」
堀川(昔からそうだった 僕は彼女の一番には所詮、慣れないし、物語の主役にもなれない)
堀川(所詮、脇役だから生きていける存在。そんなの誰よりもわかった…だからこそ)
堀川(僕は主役になれずとも、彼女の一番になれずとも…)
堀川(どんな手段を使ってでも、最高で最強の脇役になってみせる)
堀川(すまないタラちゃん…君は嫌いじゃないが、君は僕にとって舞台に過ぎないんだ)
堀川(いやその舞台に添える華って表現が適切かな…?)
堀川(君のとってのその、悲劇…僕にとってはむしろ好都合なんだよ)
- 18 : 2021/08/08(日) 23:01:55.559 ID:XWedqicn0
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カツオ「おっ、今日も来てくれたのかい?堀川くん」
堀川「お兄さん…お久しぶりです!」
タラオ「何しにきたですか?」
カツオ「タラちゃん、君の大好きなたい焼きだよ」
タラオ「いらないです!早く帰れです!」
堀川「まぁまぁ、そういわないで…お兄さんだって自分なりには頑張ってるんですよ」ニコッ
タラオ「…いやです…こいつはパパとママを見捨てたんですぅ!」
カツオ「…そうだよ…僕が悪いんだ」
堀川「お兄さん!?」
カツオ「だったらあの日!僕は…君を見殺しにすればよかったのかい!?」
タラオ「!!!」
カツオ「僕は…僕は…姉さんとマスオお兄さんがタラちゃんを助けろっていうから!
助けただけじゃないかぁ!」タラオ「…帰ってください これ以上、僕も大好きなカツオお兄ちゃんを傷つけたくないですぅ…」
カツオ「…ごめん タラちゃん、君に必要なのは僕みたいなヤクザじゃなくて 堀川くんだよ」
堀川(すごい気持ちがいいよ!)
- 19 : 2021/08/08(日) 23:08:20.400 ID:XWedqicn0
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堀川「はい?もしもし堀川です」
甚六「社長ですか?」
堀川「どうしました?」
甚六「僕としたことがミスでちょっと片づけてほしい案件が二つほどあるんですが」
堀川「どうった案件かな?」
甚六「はい 小さいほうは後回しにするとして 大きい案件は今すぐ処理してほしいんです」
堀川「了解…でも、大きいうちのひとつは確かに弊社にとってもリスクになるから
排除したのは正しいと思います」甚六「つきましては…クリーニング屋さんをこちらへ派遣願います」
堀川「わかりました…ファイル(ノリスケの裏帳簿)はそちらで回収をお願いします」ピッ
堀川「いやぁ~ごめんね 仕事の電話が入ってしまって」
タラオ「やり手でかっこいいですぅ~英語いろいろ使っててすごいです~」
堀川「ハハハ…じゃあタラちゃんは将来の夢あるのかな?」
タラオ「僕はどうせ、歩けないです」
堀川「そんなこと言わずに一生に頑張ろうよ!僕も時間を作って手伝うよ!リハビリ!」
- 20 : 2021/08/08(日) 23:12:28.111 ID:XWedqicn0
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ふたたび ノリスケ宅
甚六「お~い 起きたかい?イクラちゃん!」
イクラ「!!!」
甚六「お前が俺を怒らせるからさぁ~こんなことになっちゃったよ!」
イクラ「うわああああああああああああああああああああああ!」
甚六「でもよ…たかりの雑誌記者とアバズレを殺したところで悲しむのは
お前くらいだろう?むしろノリスケさんは死んだほうがみんな喜ぶはずだよ」イクラ「ふ、ふざけるなあああああああああああああ!」
甚六「ほら、刺せよ!早くさせよ!ほらほら!」
イクラ「や、やってやるううううううううううううう!」
???「やめろ!!!」
甚六「誰だテメェ…ってカツオくん!?ど、どうして…」
カツオ「甚六さんこそどうしてここに?」
- 21 : 2021/08/08(日) 23:20:53.301 ID:XWedqicn0
-
カツオ「僕はそこで死んでいる ノリスケさんに用事があったんだよ」
甚六「ちっ、見られたら仕方ねぇ!」
カツオ「甚六さんが裏社会に身を潜めているのは知っていましたよ」
甚六「へぇそうなのか?でも僕のバックは強力だぜ~」
カツオ「誰なんですか?」
甚六「ばぁ~かいうわけないじゃないか!」
イクラ(そういえばさっき、堀川同盟会って!?)
イクラ「堀川同盟会って自分で名乗ってました!!!」
甚六「このガキ!?余計な事しゃべるんじゃねぇぞ!」
カツオ「なんだってあの堀川くんが!?関係しているの?」
甚六「ちっばれちまったら仕方がない!テメェもここで消すまでだ!」
カツオ「なんて言うわけないじゃないか」
甚六「な、なに?」
カツオ「堀川くんに裏があるのなんてとっくにお見通しさ あんな出来過ぎた
人間、必ず裏があるに決まってるじゃないか」甚六「じゃあなんでタラちゃんに近づかせるような真似を!?」
カツオ「疑惑を確信に変えるためだよ 僕の中では確定からもう確信に変わったよ」
甚六「ぼ、僕は!いやっ、堀川同盟会は警察にだって顔が利く!政治家にだって!
それでもやるのかい?」カツオ「堀川くんってそんなに力があるのか…」
甚六「当り前じゃないか!もっとも僕はあんなガキ、いつか始末して
乗っ取ってやるだけの話だ!」カツオ「…お疲れ様 甚六さん、べらべら話してくれてありがとう」
カツオ「全部、録音させてもらったよ?これで堀川くんにも警察のお友達にも
いい取引ができそうだ」甚六「へっ!今ここで殺して奪えば終わりじゃないか!」
カツオ「あぁ言い忘れてたよ 今の音声、録音と同時にこっちの携帯である人間に
電話をかけたのさ つまり僕を殺してもそのある人間を消さなきゃ意味がないよ」カツオ「僕って昔から変なところが気転きくんだよね」
- 22 : 2021/08/08(日) 23:27:42.932 ID:XWedqicn0
-
甚六「そういえば、掃除屋こないな…おかしいな!?」
カツオ「掃除屋ですか?残念ながら、来ませんよ」
甚六「なんでそのことを!」
カツオ「代わりにヒットマンが来ますよ?」
甚六「雇ったのか!?お前が!?」
カツオ「雇ったのは僕じゃなくて」
カツオ「堀川くんですよ」
甚六「…まさか!」
カツオ「そうです…電話の相手は堀川くんです」
堀川「甚六さん…残念です まぁ最もあなたみたいな無能な社員は
派遣切りする予定でしたが、早まっただけです」堀川「残念なのは僕を裏切ろうとしていたことです…知ってはいましたが
大事な派遣社員にそう思われるんなんてショックです」甚六「くそおおおおおおおおおおおおおお!」
甚六「ゆ、ゆるしてください!なんでもしますから…!お願いです」
カツオ「イクラちゃん…もう時期、こいつは殺される でも君は見てはいけない」
カツオ「いくよ!」
イクラ「はぁはぁ…殺したかった…でもこいつは僕が殺さないと!」
イクラ「しねええええええええええええええ!」
次の瞬間、銃声が鳴り響く…しかしイクラが撃ったのではない
カツオ「…君は手を汚しちゃだめだよ」
イクラ「かかかかつお!お兄ちゃん…どうして!?」
カツオ「こういうのはもう僕の役目さ…」
- 23 : 2021/08/08(日) 23:39:17.919 ID:XWedqicn0
-
それから30分後
堀川「こうしちゃいられない…タラちゃんを人質に取らないと!お兄さんには
全部ばれた」???「無駄よ」
???「どんなに切れ者でも最後はこういう手段をとるんだね~」
堀川「死んだはずじゃ!」
サザエ「確かに私とマスオさんはあの日の事故で死んだわ」
マスオ「表向きにはね…今はこうして、裏仕事を引き受けているのさ」
堀川「なんでそんなことを!?」
サザエ「おかしいと思わなかったのかしら?タラちゃんがこの病院に10年近くいるのは」
マスオ「そうだよ~ここの病院は当時から都内でも最先端の医療を提供している」
マスオ「ただ、そのためには多額のお金が必要だった だから当然、一般家庭には無理さ」
サザエ「だから私たちは家族の前から姿を消し、必死に裏仕事でお金を作ったのよ」
堀川「タラちゃんはそのことを!?」
サザエ「知ってるのは私とマスオさんとあの子だけよ」
マスオ「そして今日の依頼は」
サザエ「あの子からのモノよ…」
堀川「や、やめろ!何をするつもりだ!?人の親だろう!?こんなことタラちゃんが知ったら!」
マスオ「僕たちの正体を知っていいのは依頼人と僕たち自身だけさ」
サザエ「それに私たちは一生、タラちゃんにもワカメにも会えないわ」
マスオ「安心するんだ 堀川くん こういう言葉があるじゃないか」
サザエ「えーっとたしかいんが」
マスオ「因果応報だよ 君がのし上がるためにしてきたひどいことを今度は
君がされるだけじゃないか~」堀川「うわああああああああああああああああああああああああ!」
サザエ「ちょっと堀川くん!静かにしなさい!ここは病院よ!」
- 24 : 2021/08/08(日) 23:40:41.198 ID:JfbgNJE6a
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おいついた
- 25 : 2021/08/08(日) 23:48:55.343 ID:XWedqicn0
-
一か月後 タラちゃん病室
ワカメ「まさか堀川くんが自殺だなんてね それにいろんな疑惑もあったみたいね」
カツオ「まぁ彼も根は真面目だからきっと それに堪えられくなったんだと思う」
ワカメ「タラちゃん…ショックよね」
タラちゃん「そんなことないですぅ~僕、堀川くんがいなくなって気づいたです」
タラちゃん「最初はあの人しかいないと思ったですけど」
タラちゃん「ふたりはいつもずっと一緒にいてくれたですぅ~最高のお兄ちゃんとお姉ちゃんですぅ~」
カツオ「…こんな僕を!照れるじゃないかタラちゃん!」
ワカメ「まぁ~お兄ちゃんったら泣いてるわ…!」
カツオ「ワカメもじゃないか~!」
タラオ「今まで…ごめんです…ひどいこといっぱい言って」
カツオ「いいよ…ただし、もうひとり謝ってほしい相手がいるんだ」
タラオ「イ、イクラちゃん!?ですか」
イクラ「ひ、ひさしぶり…タラちゃん」
タラオ「ど、どうして!?それよりイクラちゃんもいろいろと大変だったです…ね」
イクラ「これでタラちゃんと同じ 孤児かな…」
タラオ「ブラックジョークですぅ~!」
イクラ「ごめん ごめん」
タラオ「謝るのは僕のほうですぅ ずっとずっとひどいことを!」
カツオ「じゃあ僕は行くよ…今度みんなでご飯でもいこうよ~奢るからさ~」
イクラ「ありがとうございました…カツオさん、いやカツオ兄さん」
イクラ(あの時、カツオさんは僕の代わりに人を殺した…)
イクラ(でも僕は一生、それを隠すのではなく、抱えて生きていこうと思う)
イクラ(お兄さんが背負ってくれたもの そして僕のために汚した手の代わりに
この手で未来をつかむと)タラちゃん「カツオお兄ちゃん!僕、リハビリで歩けるようになったら一緒に
背負うですぅ!」ワカメ「ん?何を?」
タラちゃん「…いやなんでもないですぅ~」
ワカメ「変なの!」
- 26 : 2021/08/08(日) 23:52:09.256 ID:PYqrCqHu0
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わけわからんから推敲してSS板でやったら
- 27 : 2021/08/08(日) 23:57:45.692 ID:XWedqicn0
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病院 屋上
カツオ「いいのかい?タラちゃん それにワカメにも会わなくて」
マスオ「今更会えないよ~というか今後もね」
サザエ「アンタに会えるだけで十分よ」
カツオ「姉さんらしくないよ」
マスオ「それにしてもカツオくん!君は立派な男になったよ!」
カツオ「ヤクザだよ?笑わせないでくれよ!」
サザエ「でもごめんね…カツオ、タラちゃんのために」
マスオ「君は本当は自分の人生を歩むべきだった」
カツオ「勘違いしないでよ 僕は僕の人生を生きているよ」
サザエ「それにしてもあんたは勘が鋭いわよね 私たちが生きてるって気づいたの」
カツオ「僕がヤクザになった理由を教えようかい?」
マスオ「タラちゃんのためだろう?だから僕たちは」
カツオ「確かにそれが一番だ だがこうして二人に会うためでもあるよ」
カツオ「姉さんたちの正体を知った時、姉さんは言ったよね?」
カツオ「アンタには会えないって」
マスオ「もしかして!」
カツオ「同じ裏社会の人間なら会っても自然だろう?」
サザエ「屁理屈ね~」
マスオ「でも確かに僕たちもカツオくんの覚悟を聞いて、最初はびっくりしたけどね」
サザエ「でも、こうして会ったってことはやはり会いたかったのね」
カツオ「…それにタラちゃんも僕と同じで勘が鋭いよ 僕のしてきたこと
なんとなくわかってるみたいなんだ」カツオ「…っそろそろ時間だ 僕はもう行くよ」
マスオ「元気でね!カツオくん!」
サザエ「みんなを頼むわよ!」
カツオ「あっ、最後の依頼があるんだよ」
- 28 : 2021/08/08(日) 23:58:08.576 ID:XWedqicn0
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サザエ「何よ!今になって」
カツオ「ここにある3億円で 15年くらい アメリカあたりで市場調査の
ビジネスをしてほしいんだ」カツオ「そして15年後… いやなんでもない」
サザエ「何よ?歯切れが悪いわね!」
カツオ「その時に言うよ!」
- 30 : 2021/08/09(月) 00:09:40.271 ID:Dq6LpGDba
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おつ
- 31 : 2021/08/09(月) 00:10:56.674 ID:1ywQcDdL0
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フネさん
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