あふれる特攻隊YouTube動画 AIで写真が…“創作遺書”の疑いも
2025年8月30日 16時07分「魂の叫びに涙が止まらない」
「特攻隊員の写真を動画にして動かしてみた!」戦後80年のことし。YouTubeなどには特攻隊を題材にした動画が急増しています。
生成AIを使って、当時の白黒写真をカラー化して動かしたものが見られるほか、遺書そのものの「創作」や書き換えが疑われるケースまで確認されています。
戦争の記憶や教訓が伝わるなどといった声もある一方、遺族などから困惑の声も上がっています。
2年間で再生回数1億超え
太平洋戦争末期、旧日本軍が編成した特攻隊。戦闘機や魚雷などに乗り込み、敵艦に体当たりする特攻兵器による攻撃です。
若者を中心に6000人以上が命を落としたとされています。
映像
その特攻隊を題材にした動画がYouTubeやTikTokなどで、去年ごろから増加していることがわかりました。NHKが分析したところ、ことしの終戦の日、8月15日までの2年間で1000本を超え、再生回数は合わせて1億回以上に上っています。
特攻隊員の「遺書」に関するものが最も多く、少なくとも740本確認されました。
なぜ特攻隊の写真を 運営者は
戦争や特攻隊員、さらに歴史的な写真を生成AIで動画にし、チャンネルで紹介している荒木魁仁さん(26)。
去年から古い家族写真などを動画にする事業を始めました。
今のAI技術でどこまでできるのか、伝えたいという思いがあると言います。
ドリームピクチャー 荒木魁仁さん
「モノクロの静止画をAIで映像化することによって、生命力や臨場感を与えることができる。まばたきや表情の変化といった小さな動きを加えるだけで、その人物が記録上の存在から、実際に生きていた1人の人間なんだなと感じてもらえると思っています」
「戦争の写真は、過去の歴史を風化させてはいけないという思いで映像化し、公開しています。教科書や資料だけでは伝わりにくい人間的な側面を、私と同じような若い世代にも身近に感じてもらえると考えています」
17歳で戦死 「少年飛行兵」の写真が…
そのなかで「子犬を抱いた少年飛行兵」と呼ばれるこちらの写真は、複数の動画で使われていました。
子犬を抱いているのは、当時17歳の荒木幸雄さんです。鹿児島県南さつま市にあった旧陸軍の「万世飛行場」から飛び立ち、撮影の翌日、特攻作戦で戦死しました。
「万世飛行場」は、沖縄で激しい地上戦となる中、終戦までの4か月間使われた陸軍最後の特攻基地です。
ここから多くの若者が出撃しました。201人が命を落としたとされています。
跡地に作られた「万世特攻平和祈念館」には、出撃前に撮影されたとされる特攻隊員の写真や、隊員たちが生前に残した手紙が展示されています。その多くは遺族から寄贈されたものです。
「万世特攻平和祈念館」でガイドや資料の保管を担当する、管理事務員の小屋敷茂さんは、こうした動画がネット上に拡散することで、史実に基づかない誤った情報が既成事実化し、広まってしまうのではないかと懸念しています。
小屋敷茂さん
「遺族や亡くなった人に対して大変失礼なことで、史実と違う情報の発信は控えてほしい。ネットで見て勘違いされると、史実とは異なるものになっていくと思います。遠慮してもらいたい」遺族は何を思うのか
特攻隊員の遺族は、どう受け止めるのか。加覧幸男さんは19歳だった1945年4月、万世飛行場から特攻隊員として出撃しました。
弟の加覧優さん(81=鹿児島市)によりますと、18歳年の離れた兄の幸男さんは8人兄弟の次男で、母親から「しっかりした次男だった」と聞いていたといいます。
遺族は祈念館が設立された際、幸男さんの遺影や遺書を寄贈し、毎年、慰霊祭に参列しています。特攻隊に関する動画がYouTubeなどにあふれている現状について聞くと。
加覧優さん
「(特攻隊員は)ほとんど生きて帰ることなく、亡くなっているからね。墓参りに行っても、兄の遺骨はないんです。物語じゃないから、現実に戦争というもの、特攻隊の立場で去っていた訳でしょ。カラーにしてみたり、笑顔を作ってみたり、そういうのはよくないよね」「そのようなことをして何の意味があるのだろうか。遺影や手紙は見せ物ではない。商売にして売り物にするものでもないので、そのままにしておいてほしい」
※以下ソース※
あふれる特攻隊YouTube動画 AIで写真が…“創作遺書”の疑いも | NHK【NHK】「魂の叫びに涙が止まらない」「特攻隊員の写真を動画にして動かしてみた!」戦後80年のことし。YouTubeなどには特攻隊…www3.nhk.or.jp
無敵すぎる
こいつらがめつすぎ
是非特攻隊体験ツアーに参加して
特攻をその身で感じてもらいたい
当然誇らしい気持ちで飛び立つのだろう
歴史なんて捏造まみれ
上級の都合のいい歴史が語り継がれているだけ
という現実が見えるのでいいのではないか?
どんな倫理観してんの
(笑)



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