https://gigazine.net/news/20260302-pentagon-anthropic-defense-dept/
Anthropicとアメリカ国防総省の交渉決裂の内幕、最後まで国防総省はAnthropicのAIを用いてアメリカ市民に関する大量データを分析したいと考えていた
Inside Anthropic’s Killer-Robot Dispute With the Pentagon – The Atlantic
https://www.theatlantic.com/technology/2026/03/inside-anthropics-killer-robot-dispute-with-the-pentagon/686200/
How Talks Between Anthropic and the Defense Dept. Fell Apart – The New York Times
https://www.nytimes.com/2026/03/01/technology/anthropic-defense-dept-openai-talks.html
Anthropic CEO says he’s sticking to AI “red lines” despite clash with Pentagon – CBS News
https://www.cbsnews.com/news/pentagon-anthropic-dario-amodei-cbs-news-interview-exclusive/
Anthropic Gains Tech Worker Support in Pentagon AI Dispute – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-02-27/anthropic-s-feud-with-pentagon-mushrooms-into-broader-battle
Anthropicは2024年にアメリカの情報機関や防衛組織にClaudeへのアクセスを提携すると発表。2025年6月にはアメリカの防衛・情報機関向けに特別に設計されたAIモデル「Claude Gov」をリリースしました。また、Anthropicは2025年7月に2億ドル(約310億円)規模のAI利用契約を国防総省と締結しています。
しかし制限撤廃を拒否するAnthropicとの交渉は長引くこととなりました。交渉実務を主導した国防総省のチーフ・テクノロジー・オフィサーを務めるエミール・マイケル氏は、「Anthropicのダリオ・アモデイCEOが自分勝手にアメリカ軍をコントロールしようとしている」と非難し、「アモデイCEOは嘘つきであり God-complex(神コンプレックス)を持っている」とSNS上で公然と批判しています。
交渉の最終局面において最大の争点となったのは、アメリカ市民に関する大量データの収集と分析でした。国防総省は、チャットボットでの質問内容、Googleの検索履歴、GPSによる移動データ、クレジットカードの取引記録といった非機密の商用バルクデータをAIで分析・照合することを要求。国防総省側はAnthropicに契約破棄をちらつかせながら、Claudeの制限撤廃をAnthropicに迫りました。
しかし、Anthropicは政府が民間企業から購入したデータと自社のAIを組み合わせることで、法整備が追いつかないほど高度な監視が可能になるリスクを指摘し、これを「一線を越えた要求」として拒絶。Claudeを「大規模な国内監視」と「完全自律型兵器」に利用することは認められないと述べ、国防総省の要求を断固拒否しました。
国防総省側は交渉を前進させるため、国内監視や自律型殺傷兵器には使用しないという約束を盛り込む譲歩案も提示していたとのこと。しかしその条文には「as appropriate(適切と思われる場合)」といった曖昧な文言が添えられており、政権の解釈次第でいつでも変更できる逃げ道が用意されていたそうです。Anthropicはこのような法的拘束力のない表現では不十分であると判断し、より明確で厳格なガードレールの設定を求め続けました。
自律型兵器を巡る議論でも両者の認識は大きく異なっていました。アメリカ軍は2026会計年度だけで自律型兵器に134億ドル(約2兆円)の予算を投じており、個別のドローンから群制御ロボティクスまで幅広く開発を進めています。
Anthropicはこうした兵器そのものを否定はしませんでしたが、記事作成時点でAI技術の信頼性は十分ではなく、民間人や自軍の兵士を誤って攻撃する危険性があると主張しました。一方でマイケル氏は、中国などの敵対国への対抗を理由に、将来的な防衛手段を文書で制限することには応じられないとの立場を崩しませんでした。
国防総省はさらなる妥協案として、AIを兵器そのもの(エッジ)ではなくクラウド上に留めることを提案しましたが、Anthropicはこの解決策も棄却。現代の軍事アーキテクチャでは、ドローンとクラウドのデータセンターはメッシュネットワークで繋がっており、両者の境界はもはや明確な壁ではなくグラデーションのようなものになっているというのがAnthropicの主張で、「AIがクラウドにいたとしても戦場での殺傷決定に関与しているならば、倫理的な観点からは違いがない」と論じました。
決裂が決定的となったのは2026年2月27日で、ドナルド・トランプ大統領がSNSでAnthropicを「radical left, woke company(極左の意識高い系企業)」と罵倒し、全政府機関に対して半年以内に同社との取引を停止するよう命じました。
お前も他人事じゃないぞ
この指定は通常、国家安全保障を脅かす外国企業に対して行われるものであり、アメリカ企業に対して適用されるのは極めて異例の措置です。アモデイCEOはこれを「retaliatory and punitive(報復的で懲罰的なもの)」であると批判し、法廷で争う姿勢を鮮明にする一方で、交渉決裂後のインタビューで「Anthropicの全ての行動は愛国心と国家安全保障を支えるためのものであった」と強調し、「政府と意見が合わないことは最もアメリカ的なことであり、自分たちはこの国の価値観を守るために立ち上がったのだ」と語っています。
一方で、AnthropicのライバルであるOpenAIは、自社モデルをクラウドに限定することを条件に国防総省と新たな契約を締結しました。サム・アルトマンCEOは、特定の法的軍事行動に異を唱えるつもりはなく、自分たちの専門知識を安全なシステム設計に役立てたいと述べています。
しかしこの合意は、OpenAI内の一部の従業員から Anthropicと同様のレッドラインを守るべきだという反発を招いており、約100名の職員が抗議の署名を行う事態となっています。また、Googleでも従業員が連名で、同社のAI部門であるGoogle DeepMindのチーフサイエンティスト、ジェフ・ディーン氏に宛てて「GoogleもAnthropicが政府に求めているものと同じレッドラインを設定するべき」とする書簡を送ったことが報じられています。各社の労働組合は自分たちの技術がアメリカ国内での大量監視や自律的な殺害に使用されることに反対し、各社が軍とどのような契約を結んでいるのか透明性を高めるよう求めています。
でもそんなはずないよな
俺の方が浅いんだろう
なんでアメリカ市民を分析するんだ?
トランプに逆らうやつを見つけたいんじゃね?
建前はテロなんかの監視だろ
ワト・ジムキンスだっけ


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