ラピダスは次世代半導体で｢勝てる｣のか。ラピダス「勝てます」

ラピダスは、最先端のロジック半導体である｢2nm｣世代の半導体の開発・量産化を目指し2022年8月に設立された国産半導体メーカーだ。2025年春にパイロットプラントを稼働。2027年には量産開始を目標に、政府からの支援を受けながら北海道千歳市に工場の建設を進めている。

一方でラピダスでは2023年の春以降、アメリカ・NY州北部にあるオールバニにある米IBMの研究開発拠点｢Albany NanoTech Complex（オールバニ・ナノテク・コンプレックス）｣に100名規模のエンジニアを送り込み、2nm半導体の量産化に向けた研究開発に取り組んでいる。

｢各種のマイルストーンは順調にクリアできています｣

ラピダスのアメリカ法人でIBMとの共同研究におけるラピダス側の責任者を務める福崎勇三リサーチフェローは、研究開発の進捗をそう語る。

3月下旬、Business Insider Japanなど複数の日本メディアのグループインタビューに応じた福崎さんは、慎重に、一つひとつ言葉を選びながらも、2027年の｢量産開始｣という挑戦的な目標に対して｢十分に達成できると思います｣と自信を語った。
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