韓国、3年間で人口の自然減（出生数-死亡数）が15万人超過ｗｗｗ終わりだよこの国

死亡者数が新生児数より多い、人口の自然減少傾向が韓国で2年７ヶ月も続いている。少子高齢化とコロナ禍による死亡率が高まっている最中に、新生児数も減り続けていることから今年の５月まで減少した人口数が昨年の全体減少数をはるかに超えている。今年の5月の新生児数は2万人をわずかに超え、同時期での歴代最低値を記録した。

韓国統計庁が27日に発表した「5月人口動向」によれば、今年の５月に生まれた新生児数から死亡者数を引いた自然増減は-8852人と集計された。2019年11月以降減少傾向が続いている。外国人の流入などを除く内国人の出生・死亡により増減を計算した数値である。

今年５月まで自然減少した人口は5万9611人だった。2021年の１年間で自然減少した人数（5万7280人）を半年も持たない間に追い越したのである。人口の自然増減は2019年7566人から2020年になって-32611人に減少し、こうした傾向を見せてからもう3年近く経っている。

韓国の前政権と現政権ともに、少子高齢化から脱皮するのを課題としてあげているが、出生率の減少及び、死亡率の増加傾向は続いている状況だ。5月を基準に全国の新生児数は2万7人で、昨年の同時期より8.8%減少した。1月から９月までの、出産予定者が多い時期を基準にしても、関連統計が作成され始めた1981年以降、最小規模となっている。今の傾向が続くと、2万人以下に落ちるのは時間の問題であるとの分析も出ている。

一方、５月の死亡者数は2万8859人で、昨年の同時期より12.8%増えた。高齢化傾向とオミクロン株の流行により死亡者数が統計が作成され始めた1983年以来最高値を記録していた3月（4万4487人）に比べると多少は減っているが、相変わらず例年に比べると高い数値を記録している。

ノ・ヒョンジュン韓国統計庁人口動向課長は「コロナが高齢者の健康リスク要因として定着し、人口の高齢化により自然に死亡するケースも増えていることなどが影響されたのだと思う」と説明した。一方、結婚を予定しているカップルがコロナの影響で延期していた式をあげるケースが増え、５月の婚姻件数は1万7041件に増えた。昨年の同時期より5.5%増えたのである。

記者 ファン・ジョンファン jung@hankyung.com

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