ウクライナ、プーシキンやドストエフスキーなどの「ロシアのプロパガンダ文学」1億冊を図書館から処分へ

ユダヤ教巡礼地のウマーニと黒海の真珠オデーサ（オデッサ）
https://news.yahoo.co.jp/articles/df40a0689dbd42f821ecb797a4b0e5e5f5d0fa9b

これは、ウクライナ書籍研究所のオレクサンドラ・コヴァル所長がインタファクス・ウクライナのインタビューに答えたものである。

コヴァル所長によると、このような書籍の撤去に関する規定の作成が進行中であるとのことです。

「もちろん、もっと早くやりたいのですが、少なくともソ連時代に出版されたイデオロギー的に有害な文学（ロシア語とウクライナ語の二カ国語）や、反ウクライナ的内容のロシア文学を年内に何とか除去できればラッキーです」とコバルは言った。

私たちは、まず第一に、帝国主義的な物語を強化し、暴力や親ロシア、排外主義的な政策を促進する反ウクライナの内容の本を公共図書館から撤去することを話している、と彼女は付け加えました。

第二段階では、1991年以降にロシアで出版された現代ロシア人作家の本が没収される予定です。

「子供向けの本、ロマンス小説、探偵小説など、ジャンルもさまざまになるだろう。これは、明らかに時代の要請である。でも、需要があるのは確かです」とコバールさん。

彼女によると、「ロシア世界」と「ロシア・メシアニズム」の基礎を築いたのは、アレクサンドル・プーシキンやフョードル・ドストエフスキーのようなロシアの詩人や作家たちであるとのことだ。

「これは本当に有害な文学で、人々の見解に影響を与えることができます。ですから、私の個人的な意見としては、これらの本は公共図書館や学校の図書館から撤去されるべきです。悪や全体主義の根源を研究する学者たちが読むために、大学や研究所の図書館に置いておくべきだろう」とコバルは言った。

一方、反ウクライナ的な見解を持つ著者が執筆した専門的な科学文献は、科学図書館が保管してもよいと彼女は考えている。「ウクライナ人や外国人の著者によって何らかの代替物が作られるまで、まずそれを撤去する理由はない」とコヴァルさんは言います。

「一方、戦時中に反ウクライナの立場をとった著者の著作にアクセスできるようにすべきとは思わない。読むことによって、彼らの立場を支持することになりかねないからです。しかし、これらはすべて微妙な問題です」と彼女は付け加えた。

コバルさんは、図書館の資金補充について、「戦後の厳しい時代に、必要な部数を購入することは非現実的だ」と指摘した。コバルさんによると、ロシアの宣伝用文献を押収した後、図書館の蔵書は現在の半分の1億冊程度になり、補充は徐々に行われるとのことだ。
これには一般市民と国際機関からの資金の両方が役立つ可能性があり、「大規模な集まりを組織して、近年出版された質の高い本を集めることも可能かもしれない」とコバル氏は述べた。

IMIが報じたように、ウクライナ文化・情報政策省は、図書館からロシアのプロパガンダ文学を取り除き、高品質のウクライナ語文学やウクライナの出版社の書籍に置き換える作業を行っている。

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https://imi.org.ua/en/news/more-than-100-million-propaganda-books-to-be-withdrawn-from-libraries-book-institute-director-i45735