それもある
そうはいうけど
田舎は深刻な過疎化ですでに「廃墟となった神社」が当たり前にある
また都会は土地の値段が高い問題もある。東京都心のような大都会であれば、再開発の邪魔になるし、廃れてるんなら格好の餌食になるだろう
君や俺の家の近所の神社がそうであるように、多くの神社は生活圏に根差している。自治会館が神社の中や近くにあるのも典型だ。田舎でいえば部落単位にある
そうした神社の維持管理・運営は、それこそ自治会や部落会として地域住民が捻出している。清掃活動をし、初詣の時期になればおみくじや絵馬の売店のスタッフもやる。神事だけは専門の神職が行うけど
田舎は今もそうだが、昔であれば「先祖代々の地縁血縁者」が住民のほとんどで、封建時代にはお寺の「檀家」と一緒で、制度化された宗教集団でもあった
しかし首都圏などではほとんどがベッドタウンとして他所から引っ越した人である。地縁はない。マンション住民やアパートの一人暮らしであれば自治会員ですらない
田舎派もちろん過疎化が進行しているので、どのみち詰んでいる
どこも、神社を維持しているのは70代以上の高齢者だ。団塊世代が最後の「神社とともに生きる地域の世代」である
この世代が寿命を迎えるのが後数年後、その時、横並び一斉に日本中で神社が滅びるんだ
まあきいてってよ
指導者がいないし、「道徳」を説くような創唱宗教ではない
古くからその土地に住んでる人が滝や大木や自然現象に対してカミ概念を見出し、神事を行い、その際に建屋を作り(今でいうテントの感覚)終われば解体したが、面倒なので常設化したものが、神社の原型だ
なので布教活動もない。つまりその教えに共鳴した新規の信者が増えることもないし、教会やモスクや創価学会などの新興宗教の施設のように、その教団の信者が世界のどこに行っても信仰体験ができる場所でもない。同じ日本人でも、近隣住民以外には無縁の空間である(余所者を拒否する神社も多い)
つまり、固有の代々の住民の共有空間であることが破綻した時点で神社は詰んでしまうんだ
キリスト教やイスラム教みたいに、異民族をも巻き込んで新しい信者が増えたりすることがない
なのでどうあがいても、そのままの状態でいれば、田舎は高齢過疎化で壊滅になるし、都会は「旧住民」の高齢化・寿命で終わる。都会の旧住民にも子や孫はいるだろうが実家を出れば二度と地元に戻らないし、他所の土地の神社活動はしない。田舎出身と何も変わらない
今はパワースポットブームがあり、有名どころの神社が、むしろ昔より賑わっている
具体例を言えば、鶴岡八幡宮や寒川神社がそう。10年数年前くらいから一気に賑わいだした。00年代までは、有名観光地でさえ閑散としてた
ブームならいいじゃないかと思う人もいるかもしれない
けどブームというのは「いつか終わる」ものである。終わってからがひどい
流行には必ず終焉と衰退がある。バブル期に日本全国に乱造して大賑わいになった巨大スキー場がバブル崩壊でどうなったかみなさんご存じだろうか?あっという間に、一転、廃墟である
なので普通の人のスケールを超えた過剰な流行になると、みんな引いてしまう
実際俺も、初詣で寒川神社に行って引いた光景があった
鳥居をくぐるとき、みな一様に「直立不動で一礼」をしてから中に入るのだ
意味不明だった。まるで戦時中の軍国主義の時代の靖国神社みたいな、右翼カルトを連想した光景だったからだ
あれはパワースポットブームで広まった「その筋の人」向けの作法らしい
普通の人は引く
そのクセ参道の真ん中歩くなよと
そう
本来は神社の真ん中は髪の通り道なんだよ
鳥居で一礼はまんま右翼のやってることで、「鳥居をくぐれない人」と別ベクトルにやばいの
それも神道の本来の考えだよね
「ゆるい」からこそ崩壊も早い
ストリップが神話に出てくるくらい緩い宗教だったし、江戸時代は神仏習合といって、お寺の中に神社があったり神社にお寺があったり多宗教との境目はあいまいだった
中国の道教の神様も、インドの神のクンビーラを「金毘羅様」としてまつったりしたのが、本来の日本の神社である
昭和の映画などを見てほしい。神社に参拝するシーンがたまにあるが誰も2礼2拍手1礼はしてない
昔の日本人は鳥居もいちいちくぐらなかったし、通りすがりに雑に拝殿の前でパンパン手を叩いて帰る感じだった
例外は戦時中の国家神道だけ・・・だったのだが、パワースポットブームのせいで「必ず鳥居をくぐり、手水をすまし、221で祈る」みたいな作法が徹底されてしまった
これは普通の人ほど引いてしまうものだ
右翼政治家の大半は、神社系の政治団体が支持基盤にある。そしてそういう神社では、宮司がブログでネトウヨまがいなヘイトスピーチや「戦時中賛美」をまきちらしていたりする
有名どころの歴史もある観光地でもあった神社が、宮司がヤバイ人になったせいで、陰謀論めいた怪文書野立て看板がそこら中に設置されてやばいカルト宗教施設もどきになってしまった例も知っている(あえて場所は言わない)
そういう「隙あらば右傾化の基地にしたい」という思惑と、パワースポットブーム界隈の「ありがたいものだからもっと崇めたい」感覚や細かいルールを作ることでビジネスにしたい商業主義が合致した結果が
あの葬儀屋のキモイCMにも出てくる鳥居で一礼であり、「御朱印」に行列を作る異様な光景である
昨日も節分でアホみたいに騒いでて辟易したわ
そうそう
お寺はまだ仏の教えがあるでしょ
そりゃ「日蓮宗は不気味だ」とか「浄土真宗は現世利益でずるい」みたいな個々の評価はあるだろうけど
道徳や哲学があって理論書があって、体系化されているので、信者を増やす余地もある
実際に、彼女と鶴岡八幡宮いったあとに鎌倉大仏いったんだけど
鶴岡八幡宮では外国人たちはただ「日本の古い空間」を見て終わりだったが、大仏前では、いかにも技能実習生臭いやすっぽいブランド物を着たベトナム人や黒人(おそらくスリランカ系)などが
大仏の前で五体投地とかして本気で祈ってた。そうだ、仏教ってグローバルブランドだったんだなって気づかされた光景だった
ジャニーズ事務所って、昔は国民的アイドルだった。つまり「ただカッコイイ男の人が歌って踊る団体」だから、万人に支持された
でも、ある時から(嵐あたりから)「推し活」団体に変貌した
コアな、濃い腐女子まがいな層が、2.5次元やホストに貢ぐ感覚でイベントに押し寄せ、ライブのたびにアリーナ周辺が異様な腐女子で埋め尽くされ交通機関がマヒし、グッズが飛ぶように売れるようになった
そのへんから、ジャニーズ事務所にはセンスのある女性が離れていき、男性なんて恥ずかしくて聞いてらんなくなった
結果、ジャニー喜多川が死んで変態性癖が暴露されてめでたく崩壊したでしょ
オタク化したことで、異様な集団が押し寄せ、異様な作法だらけになった。あらしっく、とかパーナみたいな謎の名称の信徒集団が出現し、新宿駅の地下道の広告前で写真撮影会をしたり、変な人たちになった
神社はまさにそれと一緒で、握手会感覚で「御朱印」に行列、意味わからん用語や作法だらけで
インチキ臭くて右翼臭さもある、これでは万人は引いてしまう、そんな宗教になっているんだ
つまりパワースポットバブルが終わる日は近いと思う。コアな層が悪目立ちして「万人」が去ったら、どんなブームもあっという間に終わってしまう
お寺は拝観料をとったり、京都の観光寺みたいに貴重な空間は別途課金みたいに、マネタイズがよくできている
長野の善光寺なんてテーマパークだったよ。戒壇巡りや山門などの個々の「アトラクション」にチケットを買って行くシステムだもの
一方神社は基本無料で開け放たれてるし、大半人は5円玉を賽銭箱に入れればスッキリしてしまう
パワースポットブームの人か、宗教にのめり込んだヤバイ人(ほぼ同じ)だけがいちいち祈祷したりしてるが、そこまでの敷居が高い。あの鳥居で直立不動で一礼したり、アイドルヲタのノートをひけらかす感覚で御朱印帳を持ち歩く気持ち悪い集団を見て一緒になりたいとは普通の日本人は思わないだろう
霊感商法の始まりか?
俺は日本の地方を救いたい
地方都市の多くは神社が有名な名所になっているでしょ。そして地域の伝統文化に大きな影響を与えている
だからこそ研究した
神社で葬式やる人は少ないでしょう
今の日本は高齢化で、ストレスだらけの自殺大国で、つまり葬式需要はものすごく高まっていて、稼ぎ時なんだけど
神社はそこで稼げないのも痛い
江戸時代は「勧進相撲」があって、現代でいうプロレス興行のドサ周りだった
近代以降もサーカスがやってきたりもした。新宿の花園神社はいまも見世物小屋やってるよね
だが右翼やパワスポなどの「厳格な神社」を求める層は、聖域たる境内にケモノはけしからんと犬の散歩さえ許さない
結果、一般人が神社に親しむ機会やロケーションは減っていき、神社は古い人と思想のヤバイ人だけの閉じた空間として避けられつつあるんだ
日本の伝統文化、民俗的なものとかが好きで、その延長線上で神社も観察に来る層は、思想的にはリベラル層が多いと思う。おおっぴらに言っても言わなくても選挙では立憲とか社民党とかに入れるような層だ
そして神社業界と密接なのは日本会議、神社本庁で、つまり自民党タカ派。このへんで、本当は神社が好きになるはずの人たちほど神社が思想的に拒否するようになってる
実際、韓国人とかでアニメの影響で純粋な日本の文化として神社に興味持って来て絶句した若い人はいくらでもいる



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