共和党テッド・クルーズ上院議員、地元テキサスが大災害中にもかかわらず海外旅行を続行し非難される(4年ぶり2回目)

11日時点で死者は少なくとも119人に達し、いまだ170人以上の行方不明者がいる。

非常事態の最中、ギリシャ・アテネで観光をしていたとして、テキサス州選出の連邦上院議員テッド・クルーズ氏（共和党）が非難の的になっている。

クルーズ氏は、3日にテキサスを離れていた。しかし、洪水被害の拡大が報じられてからもなお、観光を続けていたとされている。

SNSでアメリカ政治について発信しているハリー・シソン氏は、「いますぐ（クルーズ氏を）解任すべきだ」と訴えている。

クルーズ氏は、災害発生から2日後の6日にテキサスに戻った。クルーズ氏の広報担当は、「アテネでの休暇と、今回の大災害とは何の関係もない」と声明を出した。

クルーズ氏自身は「できるだけ早い便で戻ってきた」と主張しているが、Daily Beast は、もっと早い便で戻ることも可能だったと指摘している。

2021年2月、テキサスを含むアメリカ中南部地域が大雪に見舞われ、発電所の稼働が止まった。住民の多くが極寒の中、暖房なしで過ごさなくてはならず、数百万人が被害にあった。

大勢が寒さを耐え忍んでいたなか、クルーズ氏はメキシコ行きの飛行機を取り、現地の高級ホテルで「寒さから逃れていた」とされ、当時も大きな非難を浴びた。

ネットでは、「また休暇に行っていたの？信じられない」「自分の州が緊急事態なのに、戻ってくるのが遅い」といった声があがった。

7月4日はアメリカの独立記念日のため、「（連邦議員という立場で）なんでわざわざ国外に行ったのか」という指摘もある。

一方で、「（祝日だったのもあり）たまたま休暇をとっていただけ」「クルーズ氏がいたところで洪水は防げなかった」と擁護するコメントも見られた。

テキサス州で死者100人超の洪水。非常事態の最中、同州選出の議員がギリシャ旅行→批難の声続出

4日にテキサスを襲った大洪水の最中、テキサス州選出の連邦上院議員、テッド・クルーズ氏が休暇でアテネに滞在していたことが明らかになり、非難を浴びている。

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