- 1 : 2024/06/23(日) 11:37:36.71 ID:zrUJYt4Y0
- 2 : 2024/06/23(日) 11:37:45.95 ID:zrUJYt4Y0
-
■粗利益増加のうち円安に起因するのは?
考えられる1つの要因は、輸出額も円安の影響で増えたことだ。輸出数量が変わらず、またドル建ての輸出価格が変わらなくても、円安になれば、円建ての輸出額は増える。これは、企業の売り上げを増やし、粗利益を増加させる重要なメカニズムだ。
では、粗利益増加のうちどれだけが、円安に起因する輸出額の増加によるものか。
法人企業統計では、売り上げのうち、どれだけが輸出であるかは示されていない。したがって、上の問いに対する答えは、法人企業統計調査のデータからはわからない。
そこで、国際収支統計で国全体の輸出額を見よう。そして、輸出は全て法人企業によって行われたと仮定しよう(実際には個人や個人企業による輸出もあると思われるが、大部分が法人企業だと仮定しても、大きな誤差はないだろう)。
実際のデータを見ると、2021年1~3月期から2024年1~3月期までの増加額は、次の通りだ。
粗利益が16兆961億円、輸出が5兆6895億円。
つまり、粗利益増加の3分の1程度は、輸出の増加によるものだ。
では、粗利益増加の残り3分の2の原因は何か。
1つの可能性として考えられるのは、2022年10~12月期から輸入デフレーターーが低下して、GDPデフレーターーが上昇したことだ。これは、図表2からも明らかに読み取れる。
輸入デフレーターーの低下は、世界的なインフレの沈静化と為替レートが一時円高に動いたことによる。2023年1~3月期には、輸入デフレーターーの下落はかなり著しかった。
輸入価格が下落したのであるから、本来は、企業がこれを売上げ価格の引き下げを通じて、国民に還元しなければならない。そのようなことが行われれば、国内物価は下落したはずである。ところが、実際にはそうした還元は行われなかったため、国内物価は上昇を続けた。
これによって、企業の粗利益が増加したと考えられる。
■利益が増加しても、人件費は凍結
粗利益は人件費と利益に分配される(ただし、法人企業統計調査においては、工場労働者などの賃金は原価に計上されている。本稿で「人件費」と言っているのは、これを除く部分である)。
分配率を一定に保つためには、賃金も粗利益の増加率と同じ率で増加しなければならない。しかし実際には、人件費はほぼ完全に凍結された。そして、粗利益に占める人件費の比率は低下した。
2023年の春闘での賃上げ率は記録的と言われたのだが、法人企業統計の数字を見る限り、それによる人件費の増加は確認できない。このために、企業の利益が増えたのだ。つまり、労働分配率が低下した結果、企業の利益が増えた。また、輸入物価が下がったにもかかわらず、企業は値下げをしなかったことの影響も大きい。
粗利益が増えたにもかかわらず、企業が人件費を増加させなかったことは、社会的な批判の対象になって然るべきだろう。2023年の春闘以降、企業が高い賃上げ率を許容したのは、粗利益が増えて経常利益が増えているという背景があるのだろう。言わば、賃金を支払う原資があるのだ。企業は、こうした環境で賃上げをせずに利益を増やしていることに対する社会的な批判が強まるのを恐れたのだろう。
2024年の春闘でも、高率の賃上げが行われた。この影響が、法人企業統計などに、いつ、いかなる形で現れるかが注目される。
- 3 : 2024/06/23(日) 11:38:20.32 ID:svT3VZKJ0
-
社会保険税のせいです
- 9 : 2024/06/23(日) 11:41:09.42 ID:SCwjimwJ0
-
>>3
企業利益って社保まだ引いてない利益のことだっけ? - 4 : 2024/06/23(日) 11:38:29.60 ID:UAnn8/eC0
-
お金は不変でしょ? っていう宗教があるから
これがあるから底辺デフレ気味のほうが得だったりする - 14 : 2024/06/23(日) 11:42:57.08 ID:mNxJR2gw0
-
>>4
昇給に賭けるよりは節約のほうが確実だし楽だからな - 5 : 2024/06/23(日) 11:39:21.02 ID:T8021Gav0
-
反共カルトが広まった結果の不況
- 17 : 2024/06/23(日) 11:44:34.68 ID:Tq3Z8V8f0
-
>>5
それを言ってる連中は与党と癒着して税金ガッポリ貰ってる犯罪者だらけっていう - 6 : 2024/06/23(日) 11:39:49.49 ID:Pu+F3nQa0
-
配当金はかなり増えてるよ
- 8 : 2024/06/23(日) 11:41:02.57 ID:YUUsaino0
-
ジャップの成果報酬型も非正規も労働分配率下げるのに採用されたもんだからな。ちなみに役員報酬も内部留保も30年上がり続けてる
- 10 : 2024/06/23(日) 11:41:21.13 ID:BT3Pp4sZ0
-
日本のサラリーマン社長は貯金体質だからな
いつ来るか分からない倒産の危機に備えて社内留保しまくってる
どんどん社員や株主に還元して企業価値上げていけばいいのにしない
そのくせいつまでも役職にしがみ付く - 11 : 2024/06/23(日) 11:41:28.21 ID:oUxux3h2M
-
??る「異次元の金融緩和、この道しかない!!!」
- 12 : 2024/06/23(日) 11:41:33.94 ID:qXubyE6KH
-
もう日本市場を捨てたのか日本人の購買力が落ちても構わないって
ことだろ - 13 : 2024/06/23(日) 11:42:26.40 ID:0wwCm1cy0
-
国民総鬱みたいなところはある
- 15 : 2024/06/23(日) 11:42:58.30 ID:YAExJEq3M
-
賃金は上げれないから物価下げろ
- 16 : 2024/06/23(日) 11:43:40.17 ID:nqNvSZgd0
-
この数年めっちゃ年収殖えてるんだけどお前らマジで賃上げされてないの?
- 18 : 2024/06/23(日) 11:44:53.53 ID:cTsYnoiR0
-
円高が進んでいた時は、
据え置きでも実質賃金は上がっていたからな…… - 19 : 2024/06/23(日) 11:45:42.95 ID:V245m/DN0
-
だって統一自民党経由で韓国に貢がないといけないからな
日本人に回す金なんぞねンだわ - 20 : 2024/06/23(日) 11:46:13.12 ID:pGuA/UkX0
-
法人税を上げればいいんですよ
岸田文雄はバカですか? - 21 : 2024/06/23(日) 11:48:02.62 ID:auAmqGsZ0
-
>>20
騙して搾取することが目的 - 25 : 2024/06/23(日) 11:51:13.07 ID:c2W7yttz0
-
>>20
法人税下げた結果がコレ
しかも消費税増税の穴埋め - 23 : 2024/06/23(日) 11:50:48.36 ID:mYB2gAE7H
-
法人税率が下がったことも人件費抑制に繋がるひとつの要因らしい
税率が高かった昔は税金で取られるぐらいなら人件費に回そうという動機付けが働いたとか何とか - 24 : 2024/06/23(日) 11:51:03.80 ID:VtTTuN8K0
-
日本は労働分配率が高すぎるといって叩いてたのに、労働分配率が下がると誰も注目しなくなる
株式会社は株主のためにあるとすると、企業利益を最大化して株主に還元するのが使命となる
企業が労働者の利益や権利を考える必要はない
それに対して労働者は労働三権で対抗することになるが、日本は長年労使協調路線でやってきたのと、自己責任の名のもとに分断が進んで組織的な労働運動をする環境にない
国も労働者に有利な法制度を作るような考えはなく、賃上げを企業に促す程度
これでは労働分配率は上がらない - 26 : 2024/06/23(日) 11:53:12.41 ID:g51QsFju0
-
ずつと最低賃金
- 27 : 2024/06/23(日) 11:54:27.85 ID:ePbU84yw0
-
下げることができないから簡単には上げられない
結局これだけ - 28 : 2024/06/23(日) 11:55:58.74 ID:lhhCahGl0
-
人に対する評価ができていない
採用時の評価も金じゃなくて席順
金はあくまで固定 - 29 : 2024/06/23(日) 11:57:44.33 ID:cVMBVAPu0
-
2人分の仕事を1.5人分の給料でやらせれば増えるよ
労働生産性が低い日本人労働者のケツ叩けば余裕 - 32 : 2024/06/23(日) 12:02:12.23 ID:mGPn50A9a
-
>>29
2人分の仕事をやらせても最低賃金固定だよ - 30 : 2024/06/23(日) 12:01:39.28 ID:vOmmocTX0
-
ストしないのが悪い
- 31 : 2024/06/23(日) 12:02:10.17 ID:o7jiQeJW0
-
不健全な経済だからね…(´・ω・`)
- 33 : 2024/06/23(日) 12:05:10.73 ID:Cg1vDBfY0
-
金融緩和や円安って、家計から企業への所得移転なんだから、そりゃあこうなるでしょ
なんで今更騒いでんの?低金利がもたらした家計から企業への所得移転
www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h19pdf/20074001.pdf
コメント