EU、中国車にバカ高い関税をかけて欧州への技術移転を迫る「今や中国に技術を盗まれ心配は無く、むしろこちらが盗む番」

https://www.politico.eu/article/europe-give-china-taste-its-own-medicine-ev/

外交官4人と政府高官2人との会話によると、
その大きな構想は、関税の脅威を利用して中国の自動車メーカーを欧州に呼び寄せ、合弁会社を設立してEUの自動車メーカーと技術を共有するように強制することだという。

しかし、欧州のこの戦術転換に最大の皮肉を感じる人は多いだろう。
EUは長年、中国における外国投資家は合弁会社を設立し、ノウハウを共有するべきだという北京の要求に抗議する西側投資家の先頭に立ってきた。
EUはかつてこれを強制的な技術移転として非難してきた。

世界は今や変わった。
中国が追い上げ競争で欧州のEV技術を盗むのではないかという懸念はもはやなく、むしろ欧州が遅れをとるのではないかという懸念だ。
EUは、自国の産業が競争するためには新たな投資と専門知識が必要だと認識し、北京との交渉による解決に目を向けている。

欧州の業界関係者によると、自動車メーカーはこうした取引に熱心で、
遅れをとっている業界にとって最もビジネス的に理にかなっていると主張している。

「合弁事業は、中国が欧州に最終組立工場だけでなく、サプライチェーンのより重要な部分も設置することを確実にする手段として理にかなっている。
もちろん、中国に技術の一部を共有するよう求める手段にもなり得る」と、
この微妙な問題について匿名を条件に語った上級外交官の一人は語った。

このアイデアは、EVに課せられる最大38%のEUの追加関税を、中国の自動車メーカーが生産拠点を欧州に移す動機として利用するというもの。
メーカーは関税を回避するためにEU域内に自社工場を建設することもできるが、現地メーカーと提携すればコストを削減でき、単一市場への参入も早まる。

「中国が世界に進出するにつれ、世界の他の国々はこれらのブランドが劣っていないことに気づき始めている」
と上海を拠点とする自動車専門家ビル・ルッソ氏は語った。

「もし我々が競争上の不利な立場にあって、パワーの駒やチェス盤上の位置を中国の自動車会社や中国のバッテリー会社が占めているのだとしたら、
それは事実だが、我々はそれに抗うべきではない。協力すべきだ。逆のことをすべきだ。」

これは2つの意味で驚くべきことだ。
まず、EUがかつて中国を非難していたような、世界貿易においてより強力で介入的な役割を果たす準備を整えていることを示している。
しかし、より深刻なのは、中国がいくつかの分野でヨーロッパに追いついただけでなく、すでに追い越していることを認めていることだ。

「これは私たちにとって少し屈辱的なことだが、特定の技術で遅れをとっていることを認識する必要がある」
と最初の上級外交官は語った。

もう一人の上級EU外交官は、過去の多くのEU指導者の「全くの傲慢さ」を非難し、
「我々が常に技術的に優れており、中国が追いつくことは決してないと考えていた」と述べた。

この馬鹿どうしたらいい？

日本に入ってくると数倍（自動車）～数十倍（アパレル）に値段跳ね上がるから高級ブランドと勘違いしてんだろうけどw

でもそれを遠くからでも見透かされてるのよね。単に相手の人たち（この場合は中国）だけでなくて、今だといわゆる新興国市場の市民もそれを見ている