建設業界の新3K。「給与がいい・休暇が取れる・希望が持てる」を若者にアピール

「今の ＤＯＢＯＫＵどぼく 前ど違う」「稼ぐだいなら（稼ぎたいなら）ＤＯＢＯＫＵ」――。人材不足や高齢化が進む建設業に若手を呼び込もうと、山形県建設業協会最上支部（新庄市）が、山形弁を使ったラップで労働環境の変化などをＰＲする動画を作成した。山形県を中心に活動するタレントのミッチーチェンさんらが協力。１０月２６日に動画投稿サイトのユーチューブで公開された。

動画のタイトルは「ＤＯＢＯＫＵのススメ」。従来の「３Ｋ」（きつい、汚い、危険）のイメージを拭いたいとの思いから、同支部青年部を中心に昨年５月頃に制作を始めた。近年は、ＩＣＴ（情報通信技術）の導入で作業が効率化され、休日を取りやすくなったほか、女性監督も増えているといい、「新３Ｋ」（給与がいい、休暇が取れる、希望が持てる）をアピールしたかったという。

　ミッチーさんの事務所に依頼して制作を進め、昨秋から今夏にかけて実際の工事現場で撮影した。来春に開学する「東北農林専門職大学」の建設現場などが登場し、青年部のメンバーを中心に、地元の建設業界で働く約２５人も出演した。

　曲はミッチーさんが以前に作詞したものをアレンジ。ミッチーさんらのコミカルな演技の場面を挟みながら、「週末も休めっぞぉ　子育て安心建設業」「建設こまちの時代が到来」などと現状を紹介している。

　同支部によると、支部に加盟する建設会社３６社の社員のうち、３０歳未満は約１割にとどまっているという。

　青年部の佐藤友彦部長は、「歌詞にあるように３Ｋは改善され、みんな楽しく働いている。動画を機に、一人でも多くの若者に建設業に興味を持ってほしい」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20231128-OYT1T50076/

でもそう言われ続けて20年か

ヨシ！