7月17日は「喜多方ラーメンの日」になる。日本記念日協会が登録認定。再興へ向けてPRとなるか

ご当地ラーメンとして知られる「喜多方ラーメンの日」が、7月17日になった。福島県喜多方市が再興を期し、日本記念日協会に出していた申請が15日に登録認定され、市内で登録証授与式が行われた。

喜多方ラーメンの認知度を上げ、観光需要を高めるのが目的。日付を7月17日としたのは、「喜」の字が草書体だと「キ（品の口がそれぞれ七）」となり、「七十七」と読めるためだという。登録証を受け取った遠藤忠一市長は「市最大の観光資源である喜多方ラーメンをさらに盛り上げていきたい」と語った。

　喜多方ラーメンはしょうゆ味がベースのあっさりした豚骨スープに、太くちぢれたモチモチの平打ち麺が特徴。同協会によると、札幌ラーメン（札幌市）、博多ラーメン（福岡市）と並ぶ日本三大ラーメンにも数えられる。

　喜多方市によると、2010年度のピーク時には人口約5万2千人の市内に113のラーメン店があった。

　だが、近年は新型コロナの感染拡大や原料となる小麦の価格高騰に加え、店主の高齢化や後継者不足で、店舗数も90店に減り、厳しい状況にある。

　市内のラーメン店でつくる「喜多方老麺（ラーメン）会」の花見拓代表理事（40）は「喜多方ラーメンの日には毎年関連イベントを開き、市民と一緒に『ラーメンのまち』をPRしていきたい」と話した。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR7H6VPLR7HUGTB008.html