韓国の女たち「韓国の男は、父親以外はみんなオオカミで泥棒。全員が、潜在的な性犯罪加害者。文句あるなら自分は違うと証明しろ」

男はすべて性犯罪の潜在的加害者？　韓国女性家族部傘下機関の男女平等教育が物議

　女性家族部傘下機関の「韓国両性平等振興院」が男性たちに対して
「『潜在的加害者扱いされる』と腹を立てるのではなく、自ら（性犯罪）加害者とは違うことを証明しなければならない」と要求する内容の
男女平等教育動画を制作して物議を醸している。
同振興院はその動画を動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」では非公開にしたが、
各種の教育資料をアップロードするサイト「ジェンダー・オン」にはそのまま残している。

　問題の動画は「潜在的加害者の市民的義務」というタイトルの動画だ。同振興院のナ・ユンギョン院長は動画で、
「韓国の女性たちは『父親以外の男はみんなオオカミで泥棒だ』と言われて育った。
社会に出て『男性をオオカミや泥棒だ』と疑えば、『潜在的加害者扱いだ』と腹を立てられ、
またナムサチン（『男の人の友達』の略語、恋人やボーイフレンドではなく、友達関係にある男性）、
男性の先輩、男性の上司を疑わないでいて性暴力被害に遭うと、『あなたが注意しなければならなかった』と被害女性が非難される」
「だから、女性たちは男性たちを疑って警戒するしかない。疑念や警戒が女性たちの生存確率を高めるからだ」と述べた。
そして、「このような時、男性たちはその疑いに対して気分を害するのではなく、自分は悪い男たちとは違う人間であることを証明し、努力できると思う。
これは市民的義務だ」と定義した。「男性たちに対して性認知的態度や視点を提示しようという教育について、
『なぜ男性たちを潜在的加害者扱いするのか』と腹を立てるのではなく、自らが加害者である男性たちとは別の人間であることを、
誠意を持って証明しようとする努力について考えてみてはどうだろうか」とも述べた。

　昨年2月に制作されたこの動画は、男女平等教育講師が企業などで講義をする時に利用するものだ。学校教師たちも自由に利用できる。
この動画が最近、ネット上で物議を醸し、男性ユーザーが多いコミュニティ－・サイトでは
「なぜ罪もないすべての男性が加害者ではないことを証明しなければならないのか」「市民の義務とは何事だ」
「女性家族部が男女の確執を助長している」などの批判が相次いだ。
青瓦台国民請願サイトには「（男女平等という）設立の趣旨を忘れた同振興院関係者を懲戒処分にせよ」という請願も書き込まれた。

　同振興院は13日、「専門家の諮問などを経て内容伝達の明確さを期することができるようにする」という説明文をホームページに掲載した。
女性家族部の鄭英愛（チョン・ヨンエ）長官は14日の記者懇談会で、該当の動画の内容について同意しがたいという見解を明らかにした。
鄭長官は「いくら良い意図で始めた教育でも、教育対象者の役に立たなければ効果を上げるのは難しい」
「性犯罪被害者には女性が多いと言えばそうだが、加害者が全員男性であるわけでもない。
加害者と被害者を男女の枠組みで区分するのは同意しがたい」と述べた。

キム・ヨンジュ記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/04/15/2021041580013.html

先輩後輩云々と遺伝子レベルで儒教に侵された日本と違って韓国さんならできる