韓国から北朝鮮に越境した米兵、亡命認められず国外追放。身柄が中国に移されアメリカ側が拘束

　【ソウル＝上野実輝彦】朝鮮中央通信は27日、7月に板門店パンムンジョムの南北軍事境界線を越えて韓国から北朝鮮に入ったトラビス・キング米陸軍2等兵に関し、北朝鮮からの追放を決めたと伝えた。AP通信は同日、米当局者の話として身柄が中国に移され、米側の管理下に入ったと報じた。

　朝鮮中央通信は、キング氏の北朝鮮入国が「不法侵入」だったとし、追放は国内法に基づく措置とした。追放の日時や方法は不明。同氏は調査に対し、米軍内の虐待や人種差別への反感、米国社会の不平等に対する幻滅から、北朝鮮へ侵入したと自白したという。

　米側はキング氏の越境後、北朝鮮と接触し交渉していると説明していた。北朝鮮が対米交渉に利用するとの見方もあった。

　在韓米軍勤務だったキング氏は、暴行容疑で懲戒処分を受けるため米国に移送される途中で空港を抜け出し、7月18日に板門店見学ツアーに参加し越境した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/280153

キング氏は亡命を希望していたとされるが、北朝鮮は認めなかった。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2023092701069&g=int

それよりか、身柄引き渡しに便宜を図って恩を売る方がポイント高い。