無職ハゲ（45）「人生を終わらせたいから、早く死刑になって死のうと考え、抵抗しなさそうな女子中学生を襲いました」

去年、仙台市太白区の路上で女子中学生２人を包丁で殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた男の裁判で、男は女子中学生を狙った理由について、「何も抵抗されないと思った」と話しました。

殺人未遂などの罪に問われている、無職の尾張裕之被告（４５）は、去年７月７日、太白区の路上で登校中の女子中学生２人の背中を包丁で刺し、殺害しようとしたとされています。刺された２人はいずれも全治約１カ月の重傷を負いました。

仙台地裁で開かれたきょう（１１月１７日）の被告人質問で、尾張被告は女子中学生を狙った理由について、「中学生だから何も抵抗されないから殺そうと思った」と話しました。また、尾張被告は「ヘリコプターが追いかけてきている」などの被害妄想に苦しみ、「人生を終わらせたいから、早く死刑になって死のうと考え、事件当日に犯行を思いついた」と述べました。

この裁判では統合失調症を抱えていた尾張被告に犯行当時、責任能力があったかなどが争点になっていて、判決は１１月２９日に言い渡されます。

https://www.fnn.jp/articles/-/617394