将来の日本のキーパーソンと期待されてた前・発達ナビ編集長、複数の性暴力加害を告発されて退場へ😨

2021年3月29日、NPO法人soar（ソアー）がHP上で「理事解任のお知らせ」を発表し、
同団体の公式ツイッターと代表理事・工藤瑞穂氏のツイッターアカウントでもこの発表を投稿した。

内容は、同団体で理事を務めていた鈴木悠平氏から飲食の席やその直後に「加害行為」を受けたという被害申告が複数の個人からあり、
鈴木氏が概ねこれを認めたことや内部調査での事実確認でも「違法であると評価し得る、または役員として相当性を欠く行為があったことが確認できたことから」、
3月10日付け臨時社員総会で解任決議に至ったというものだった。

鈴木悠平氏は1987年生まれ。東京大学卒業後、コロンビア大学大学院で学び、障碍者向け就労支援事業などを行う株式会社LITALICO（リタリコ）に入社。
「LITALICO発達ナビ」の編集長を務めるかたわら、soar設立時から理事を務めていた。HP上の記載によれば、2020年に5月に株式会社閒（あわい）を設立し、
同年7月末でLITALICOを退職。プライベートでは2016年に結婚している。

学生時代から著名人に「彼は間違いなくアメリカから戻ってきたら日本のキーパーソンの一人になるだろう」と評されるなど将来を嘱望され、ソーシャルグッド界隈の有望な若手と見なされていた。

　鈴木氏はsoarが調査を開始した頃から現在までに、卜沢さん、Aさん、Bさんの3人をFacebook上の「お友達」から削除している。
　鈴木氏に取材を申し入れると、代理人の弁護士を通じて「いただきましたご質問へはお答えを差し控えさせていただきたく存じます」と回答があった。

https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20210506-00236361/

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ところでサバイバーってなんだ？

面会は私がまず前提共有をさせていただき、自分が考えていることを伝えた上で、鈴木氏の謝罪を聞き、質問をしている間に時間が来てしまいました。
「繊細な問題だから」と対応を渋る割に声がドアの外に漏れるようなレンタルルームをたった1時間しか取っていない「誠実な謝罪」とはなんなのでしょうか…

弁護士から何回か「何回も会うと、負担が大きいだろうから…。」「文面やオンラインでも」など言われましたが、こちらへの配慮でなく、自分たちの負担を減らしたいようにしか思えませんでした。
私は弁護士と話して交渉をしたいのではなく、鈴木悠平さんと顔を突き合わせて話をしたいと伝えました。

鈴木氏は私が性暴力の当事者だと知らなかったと「活動を詳しく知らない」ということを長々と語り、「今までの被害を知らなかったから傷つけてしまった」と加害の言い訳にされました。
疑って何度も質問したら、最終的には性暴力に関する活動は知っていたが被害当事者だとは知らなかったと言いました。

その日も活動の話を振ってきたし、私の活動を知っていて性被害当事者だと知らないのはさすがに信じられない。そうだとしても加害や一方的な連絡の言い訳にはならない。
「私の今までの経験にすり替えないで下さい」と言いました。
活動している立場で相手が鈴木悠平さんだったから悩みが重かったのです

謝罪のメッセージで「自分の職能で活動に役に立てる」と言ってきたことを「ライターとして私が格下だと思っているからじゃないか」と伝えましたが、
それの否定もない中で、ツイートやプロフィールが頭に入っていないなどと活動の内容を知らないことを延々と伝えてきたのは、侮辱的だと思いました。

鈴木氏は私や他の被害に対し「嫌な思いをさせた」、弁護士は「酒の席のことで事実確認が難しいし、本当に複数なのかわからない」と言いました。
全体を通じて、彼が権力や信頼のもとに身体を触ることでなく、被害を受けた側の「感じ方の問題」に矮小化して話している話し方だと感じました。

話の内容前後します。私は被害後の私の状況や二次加害が生まれている現状を鈴木氏に伝え、話を切り上げられたとき、最後に「今日話して考えたことや二次加害予防の発信がほしい」と求めました。
すると「繊細な問題だから」「他の被害者もいるからすぐには難しい」と弁護士に対応を渋られました。

「被害者は何人いるんですか？」と聞いたら弁護士に「酒の席でのことだから本当に複数かわからない」
「こちらから連絡して返信のリアクションもない人もいる」
と何度も濁されました。
鈴木氏に「“鈴木さんが”把握している被害者は何人いますか？」と聞いたら、「卜沢さん以外に3人」と答えました。

ソーシャルグッドな活動をしている人が完璧で聖人であるなんて思ったことがないし、聖人であるべきだなんて思わない。むしろそういうことに私はずっと抵抗してきた。
ソーシャルグッドな活動をしていることで免責されやすく被害が表に出にくいから危ういという話をしている。

団体としての社会的責任はもちろん問われると思いますよ。今回は「性暴力が起きたこと」や「暴力行為による解任を公表したこと」でなく、
性暴力に対する団体の姿勢や対応が問われている。そこを無視あるいはあえてすり替えた話ばかりで疲れる。