田んぼ地帯の中にとかに「社屋」があって、中は昭和高度成長期で止まった小さな事務所に爺ちゃん数名が詰めてる
社長は団塊世代、専務はいとこ、取締役は奥さん。事務員も知り合いの兼業農家お婆ちゃんのパートみたいな社員数数名~多くても十数名程度のジジババの集い
取引先も同じような老舗零細企業。みんな口を合わせて「最近は仕事がなくなっている。俺の代でやめようと思っている」と言っている
地域に根を下ろした、その地域の成り立ちや文化を考えるうえでは必要不可欠なはずの地場産業に多い
タイプB 地域牛耳りグループ
1社で「県の経済」をほぼすべて掌握している豪族企業のコングロマリット。創業当時こそタイプAと同じような土着の小さなビジネスだったが、それに成功した結果多角経営になって今に至る
たいがい、県庁所在地の一等地にデカいビルがあり、他県、東京では全く無名だが、地元県内では誰もが知っている。親がわが子に就職させたい会社の代表で、さもなければ公務員になるか、東京に出るかしかない
1つの会社が製造業、交通、スーパーマーケットから学校法人まで運営し、さらにはそこで資格をとった卒業生が系列の運営する病院や福祉施設にそのまま行く流れになっている。まさにゆりかごから墓場まで全部を1社でになっている
全国チェーン店舗も実は直営ではなくこの会社を代理店とするフランチャイジーだったりする。県紙の新聞や地上テレビといったマスコミにも影響を及ぼしていたり、そのマスコミ事業がグループの本丸だったりする
プロスポーツチームや美術館、自社員の保養所を兼ねたリゾート地(大概は温泉ホテルかゴルフ場)も系列なので、県民は余暇でもこの会社の影響を受けることになるし、この会社がないと娯楽もなにもなくなってしまう
↑地方で営業マンやってんだけどまじでこの2パターンしかなくて笑ってる
http://hissi.org/read.php/news4vip/20251119/Z3JFRzJ3Rzcw.html
http://hissi.org/read.php/news4vip/20251108/TDlXK2U0QTkw.html
これ手打ち?
http://hissi.org/read.php/news4vip/20251126/dlJPdGdoQmtk.html
これも
わからん
3行でまとめろカス
田舎の会社は地域の爺ちゃんが惰性でやってる中小企業か、県の経済全部支配してる巨大企業の2つしかない
県庁所在地でもこのレベルなんだ・・・
そこまで財閥的な感じでは無いが大体合ってる
必ずと言っていいほど「通称○○グループ」と呼ばれる感じなんだよな
その会長が県知事より偉い。なぜなら組織票回してもらえないとどんな大物でも選挙で勝てないから
まあグループではある
会社の組織票というより労働組合の組織票かな
労働組合からあの人を応援しよう!とかお知らせ来る
それもわかる
そんでもってきまって御用組合なんだよね
きみの住所は会津(エエズ)か?
んだ
どの県もみんなこれで笑ってる
営業マンで各地出張してびっくりしてる
マスコミも株式を保有してて牛耳ってる。そもそも県紙の新聞社が戦後にテレビ局経営に参入するときの金銭的支援者だったりするからね
なので上層部に出向してたりスポンサーの多くを占めてるので、基本的に提灯記事しか出てこない
なんならマスコミ業が本体でそれベースに多角経営してることもある
地方はうんこ
地方にあったそれなりの会社がみーんな東京に本社が移った結果
地方はこの2択になった
初めて中部地方の某県出張行ったときにコレに直面したんだわ
そこがおかしいのかと思いきや、全部の県がそうだった
実話だ
地方は日本の中に別の国があるような感じ
感覚としては軍事独裁政権当時の台湾に近い。大会社はみんな蒋経国の息のかかった半官半民の政府系グループだったろ
昔の幕府みたいな感じか?
地方の実力者が権力を持つって、いつの時代も変わらんな
そうなんだけどどこにいっても「1つの会社」の影響が付きまとうのはシュールに感じたな
よそ者の俺には他人ごとだけど、あれは抑圧っちゃ抑圧だと思う
たとえるなら中国でどこに行っても「社会主義革新価値観」のスローガンが掲げられてそれから逃れられない重圧に似ている
ガソスタでエネオスで給油してもその会社の看板が掲げられてるし、ビジホに泊まってテレビをつけてもその会社が「私たちは○○グループです」って言うだけの謎の企業名羅列CMとともに天気予報やってるし
そもそもそのホテルの親会社がそこだし、俺を含めた関連会社への出張客しかいないしで
世襲経営なんで無理w
この○○グループが主催側で総力あげてカネとヒトを出して大掛かりな会場を設営したりして
ハッピ着たスーツ姿の社員が走り回ったりしてる
その下で大量の「お爺ちゃんの中小会社」が広告提灯を並べたり屋台を並べてるわけ
どうも「失われた30年」と新自由主義で1社独占になった感じっぽい
その地域の中での優秀な人間が集まるってのもあるし
よくご存じで
地方都市の中では浮いてる再開発で建てた超高層ビルが本社だったりして、フリーアドレスだったり若手の社員がタブレットもちながらプレゼンしたりガワだけは東京都心の「意識高い系」に似ているんだけど
付き合えば付き合うほど社風の古さ、縦割りセクショナリズムの上意下達の組織に直面してどんなに取り繕っても結局は本質は田舎会社でタイプAの成金版なんだなとしか思えなかった
うちは普通に中身も古い会社って感じだよ
本社はそこそこ立派
ビッグモーターじゃないけど、中小企業がそのまま規模デカくなったって感じ
考え方は昔からずっと同じだけど、これで成功してるってことはまあ正しいんだろなって思ってる
東証プライム?
そうやね
たぶん、わかったかもしれないw
業種当ててみて
すまんけど、当てるも何もタイプBは多角経営だってば
弊社はメインがある
そういう意味か
俺がさっき言った「そのマスコミ事業がグループの本丸だったりする」の本丸の話か
物流でしょ?
残念!
うわーーーーー
しくったーーーーーーーーーーー
じゃあ「製造業」かな?まあこれ以上は詮索せんよ
これ手打ちで頑張ったん?
うん
こんなの1分でできる。論文書くよりはマシだろ
どっかの大会社の
そうそれ
環境ビデオみたいな映像流して日立のこの木なんの木みたいに関連会社一覧のテロップをスクロールして「私たちは○○グループです」って言うだけの中身のないCM
疑問だったけど、あれの意味は「俺たちは県民のことを常に見ているぞ」というメッセージを植え付けるためなんだろうあと思う
ジョージ・オーウェルがいうところの「ビッグ・ブラザー」と一緒なのよ
○○グループの病院で生まれ、○○グループの社宅で社員の親のもと育ち、友達もみんな親はグループ社員
進学先はグループ系列の学校。在学中のバイト先もグループの運営する飲食店
就職先もグループで、そこで同僚の異性と出会い、グループ運営の美術館やスポーツ観戦でデートし、グループ系列の高級レストランでプロポーズ。挙式はグループの運営するホテルで敢行
また自分たちも社宅を愛の巣にし、毎日の食料品は系列のスーパーで買い、子どもも同じように系列の病院で出産。系列の運営する社福に保育園に預ける
老後は系列のゴルフ場で遊んで退職金暮らし。最後は系列の老人ホームに入り、自社のセレモニーホールで見送られる
1つの会社だけで人生ができちゃう
トヨタクラスならあるかもね
名古屋はそれでも三大都市で都会だからまだいいのよ
問題はガチ地方
タイプAの「お爺ちゃんの中小会社」があまりに多いということ。そしてどこもかしこも、滅ぶ寸前みたいな後期高齢者の寄り合いで、まさに団塊世代の限界集落ていう感じなのよ
新卒は雇ってない。育てる余力もない。高齢で力仕事が限界になってるけどそこは「ベトナム人技能実習生」をこき使ってどうにか回している感じ
そういう爺ちゃんは大概、めっちゃ給料が安くて、寝るとき以外は休日も返上で半分内職みたいに仕事してる。公私の区別がなくて仕事は「身分」あるいは「天命」という感じ
少ない年金を切り崩して設備の維持に回しているとか・・・けど本人が満足ならそれでいいけど、4ねばその時点で潰れる
けどその1つの会社が潰れたことで、もう二度と取り戻せない技術が絶えたりする。そういう零細会社が、大お得意様のタイプBと連携することで、地方の文化や産業は成立しているのである
岐阜はそうだよな
名古屋はまだ関東的な大都市だけど、「川」渡るととたんに怪しくなってくる
市街地、中心駅の駅前広場さえほぼ人がいない
ましてや郊外の国道の歩道なんて歩行者がいる方がおかしい。そして地元民はいう「もし誰かが歩いていたら、それは実習生さんだよ」と
そういう実習生がいることで地方社会はいびつをどうにか維持できていると思う
皆車あるもん
基本は歩かないよ
正解
自分のプロボックス転がして宿にチェックインするとき「なんでビジホが駅前じゃなくて田んぼしかないインター沿いにあるんだよ」って思ったけど
車社会なんだからそのほうが都合がよくて当たり前だったと逆に気付かされた
アメリカのモーテル(本来の意味で)に近いんだよね
何度も社長に完全週休二日を打診したけど聞きやしない
こういうグループBも大企業に分類されるけど
いまだに年間休日日数が110日くらいしかなかったり、けっこうイカれた働き方してるんだよね
タイプAの会社は今後10年以内にほぼ全滅すると思う。その時、地方に残る会社は比喩ではなく本当にタイプBのただ一社のみとなる


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