中国電力、山口・上関町に使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設を提案へ

中国電力　山口県上関町へ使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を提案へ　2日上関町役場を訪問
8/1(火) 11:40配信
ＫＲＹ山口放送

　中国電力は原子力発電所からでる使用済み核燃料の中間貯蔵施設の上関町内での建設を提案する意向を固めました。
２日午前9時、上関町役場を訪れの西町長に中間貯蔵施設の立地に向けた調査を申し入れる予定です。

　上関町は上関原発建設計画を抱えていますが福島第一原発事故以降計画がストップし期待していた原発財源の見通しも立たなくなりました。
ＫＲＹ山口放送
　町の財政がひっ迫する中、上関町は中国電力に対して新たな地域振興策を要望していて、その答えとして中間貯蔵施設の建設を提案する形です。

　中間貯蔵施設は使用済み核燃料を再処理する前に一時的に保管する施設です。

　青森県六ケ所村の再処理施設の稼働の見通しが立たない中で、すでに国内の貯蔵容量の80％が埋まっていて、貯蔵能力の拡大が課題となっています。

　1982年に原発建設計画が浮上した上関町。長年、推進派と反対派が激しく対立してきた歴史がありますが、2011年の福島第一原発事故以降は推進・反対の垣根を超えた原発に頼らないまちづくりを進めてきました。そうした中で浮上した新たな原子力施設の立地の可能性、再び対立が激化する可能性もあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b379250926138cea7c12970863405bd13ce33d7a