ヒュンダイさん、日本市場へ完全復活！EV携えオンライン販売でトヨタを倒す

韓国の大手自動車メーカー、ヒョンデ自動車が近く、日本でEV＝電気自動車などの販売を始めると発表しました。日本市場への参入は2度目で、EVなど電動車の関心が高まる中、存在感を高められるかが焦点です。

ヒョンデ自動車は8日、東京都内で記者会見を開き、ことし5月から日本で乗用車の販売を始めると発表しました。

まずは、SUV＝多目的スポーツ車のEVと、FCV＝燃料電池車をそれぞれ1車種ずつ販売します。

このうち、EVは価格が479万円からで、一度の充電で600キロ余り走行でき、車線変更を自動で行ったり、遠隔操作で車を駐車場に止めたりできる最新のシステムを搭載しています。

また、店舗は持たず、オンラインだけで販売するということです。

参入当時は、日本メーカーの車よりも価格を安く設定しましたが、ハイブリッド車をはじめ、燃費性能を高めた車を日本メーカーが相次いで投入する中、ブランドは定着せず、年間の販売台数は、多い年でも2500台程度にとどまりました。

そして2009年には、いったん乗用車の販売から撤退しました。

ただ、海外では販売を伸ばし、おととしの販売台数は、傘下のキア自動車と合わせグループ全体で635万台と、ホンダやフォードなどを上回る世界5位の規模にまで成長しています。

各国の業界団体などによりますと、おととしは、
▽アメリカでの販売台数は122万台で、日産自動車を上回る6位
▽ヨーロッパでの新車の登録台数は84万台と、メルセデス・ベンツグループやトヨタ自動車を上回って5位でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220208/k10013473251000.html