アメリカの軍事作戦「真夜中の鉄槌」、ガチで本気だった。真夜中に米本土飛び立ち1万キロ離れた標的まで一度も着陸せず空中給油繰り返す

計125の航空機が参加

ちょっと待ってカッコ良すぎ🤦‍♀

　米軍は22日、イラン核施設の攻撃にB2戦略爆撃機を7機投入し「真夜中の鉄つい」作戦と名付けた。米本土の基地から1万キロ以上離れた標的まで一度も着陸せず往復し、作戦は約37時間に及んだとみられる。トランプ大統領は「見事な軍事的成功」を収めたと誇った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1881e51f34201b1babbbf3edd328251b093def79

　6月22日、アメリカ軍がイラン核施設を空爆しました。フォルドゥ、ナタンツ、イスファハンの3カ所の核施設を含みます。特にイスラエル軍の装備では破壊が不可能な山岳地帯の深さ80メートルの地下にあるフォルドゥ核施設を撃破するために、アメリカ空軍のB-2爆撃機から13.6トン超大型貫通爆弾「GBU-57（別名MOP）」が史上初めて実戦で投下されました。作戦名は「Midnight Hammer（ミッドナイトハンマー、真夜中の鉄槌）」と発表されています。

　6月13日からイスラエルが単独で開始していたイラン核施設空爆「アンケラヴィ」作戦（関連記事）に、後からアメリカが参戦したことになります。しかしアメリカ軍の「ミッドナイトハンマー」作戦もまた「アンケラヴィ」作戦と同様に、国連憲章に違反した違法な予防攻撃と見做される可能性が高く、自衛権の範疇から逸脱しています。

B-2爆撃機は金曜日の深夜から土曜日の朝にかけて米本土から出撃
B-2爆撃機の一部は陽動の囮として西太平洋（グアム）に向かった
B-2爆撃機の本隊は7機、目標まで18時間飛行、空中給油を複数回
東部標準時午後5時、原潜からトマホーク巡航ミサイル攻撃を開始
主にイスファハンの地上目標にトマホーク巡航ミサイルを20発以上
B-2爆撃機本隊の侵入前に第4世代・第5世代戦闘機が前方掃討作戦
侵入するB-2爆撃機本隊に対して敵からの迎撃を受けた報告は無い
東部標準時午後6時40分頃、イラン時間午前2時10分頃、爆撃開始
GBU-57超大型貫通爆弾の投入数は14発（B-2に2発ずつ、7機分）
東部標準時午後6時40分～午後7時5分の間に核施設3カ所を再攻撃
奇襲の為イスファハンへのトマホーク攻撃の着弾は作戦全体の最後
離脱するB-2爆撃機本隊に対して敵からの迎撃を受けた報告はない
合計約75発の精密誘導兵器を使用、14発のGBU-57は史上初使用
初期の戦闘損害評価では核施設3カ所の全てに深刻な損害を与えた
最終的な戦闘損害の解明にはしばらく時間が掛かるので確定はまだ
125機以上の米軍航空機が参加。爆撃機、戦闘機、空中給油機など
誘導ミサイル潜水艦（guided missile submarine）が作戦参加
米国史上最大規模のB-2による攻撃（史上2番目に長い作戦距離）

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b952a4b127b3fb3c05b331b3362703abaab1df68