なぜ「世界の若者が左傾化」するなか「日本の若者は右傾化」しているのか

なぜ「世界の若者が左傾化」するなか「日本の若者は右傾化」しているのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/96567

近年、イギリスやアメリカを中心に若者が世界的に「左傾化」しているという。その背景を解説する『ジェネレーション・レフト』という本の著者である政治学者のキア・ミルバーンさんに、先日話を聞く機会を得た。

イギリスで若者の左傾化が顕著に表れたのは2015年、労働党の左派のリーダーだったジェレミー・コービンが労働党の党首に就任したとき。

そしてアメリカでもほぼ同時期の2016年、バーニー・サンダースが民主党の大統領選挙の候補者になろうとしたとき、多くの若者の支持を集めた。

このように、左派に魅力的なリーダーが登場したことで若者が左傾化する、という傾向はイギリスやアメリカ、そして西ヨーロッパの国々でも共通しているという。

では、なぜ日本の若者は左傾化しないのか。ミルバーンさんは、それには2つの要因が考えられるという。

1つは、日本がずっと経済的に停滞していること。

過去20年の平均賃金の推移を見ると、日本とイタリア以外のG7諸国は右肩上がりであるにもかかわらず、日本は横ばいだ。人々が反発するのは状況が悪化した時だが、日本はずっと悪いから、団結して反発するきっかけがないのだという。

そして2つめが、そうした状況を打破する政治家がいないこと。

若者世代に寄り添う政治家は、たしかにいない。日本における左派である立憲民主党の当時党首であった枝野幸男氏に「シルバー民主主義についてどう思うか」と聞いたときも、枝野氏は「"シルバー民主主義"という言葉は世代間の対立を煽るものだから使うべきではない」と、"世代間格差"という問題の整理の仕方自体が悪いと指摘した。

与党も野党も、人口が多く投票率の高い高齢者に向けた政策に注力し、だから医療費や年金などの社会保障費もどんどん膨れ上がっていくのが日本なのだ。

まあとにかく若者達は思考停止のままゾンビ化してくれ
そして20年後か30年後に安倍晋三のヤバさに驚愕しな