【日帝しぐさ】歴史学者「日本軍には占領地の女性をレイプしてきた歴史があった」

太平洋戦争終結後すぐ、日本政府は進駐軍のための性的慰安施設を開設するよう、全国の知事や警察長官に指示した。東京を中心に開設された特殊慰安施設協会（ＲＡＡ）は、戦前に鹿児島県警察部長（当時）が鹿屋海軍航空隊基地近くに設けた日本軍兵士用の「慰安所」がモデルとされる。「占領と性暴力」研究の第一人者で一橋大学客員研究員の平井和子さん（７０）に、当時の状況や現在も残る課題について聞いた。

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－戦後、日本政府の掛け声で進駐軍向けの慰安所が全国各地に設置された。

「戦う兵士には性的充足が必要で、それを欠くと爆発するという男性神話があった。日本軍には占領地の女性をレイプしてきた歴史があった。自分たちのやってきたことが繰り返されるのを恐れたのだろう」

「占領軍側も断らず、性病管理を日本政府に徹底させて利用した。占領軍からの要望も多かったと各県の警察史に記されている。まさに日米合作の性暴力だった」

－女性は「守るべき女性」と「差し出すべき女性」に二分化された。

「政府は、慰安婦として差し出すのは芸娼妓（しょうぎ）などの性売買女性とするようにと指示した。さらに全国の地方紙に募集広告を出した。仕事の内容も知らず、戦後の貧困を理由に集まった女性も多い。しかし、予想を超える大人数の兵士を相手にしないといけない状況。事実上、集団レイプに近かった」

－差し出された女性は慰安所の廃止後、街頭に流れ出て「パンパン」と呼ばれた。

「性病を流行させる元凶として、占領軍と日本警察から狩り込みという不当検挙を受けた。一般女性たちからも不道徳な存在として、彼女たちの取り締まりを求める動きが見られた」

－鹿児島でも、特攻隊が出撃した鹿屋基地近くに、戦中は日本兵向けの慰安所、戦後は進駐軍を対象にした慰安所が造られた。

「軍隊には、勇敢な男性ほど性的にタフという発想があった。兵士らに性体験をさせることで、兵士としての男らしさにつなげていたのでは。女性には戦後も性売買を強いた。慰安所で働くのは、“女性の特攻”のようなものだ」

「（モデルとなった）鹿屋は、歴史的にも重要な意味を持つ。だが、語られる歴史は少ない。鹿児島県ならではの事実を明らかにしてほしい」

ひらい・かずこ　１９５５年広島市生まれ。中学、高校教員などを経て、２０１４年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。専門分野は近現代日本女性史・ジェンダー史、ジェンダー論。著書に「占領下の女性たち」。静岡県在住。

南日本新聞 | 鹿児島

政府が戦後に指示した進駐軍向け慰安所について一橋大・平井客員研究員に聞く――「日米合作の性暴力。鹿屋の歴史も明らかにして」（南日本新聞） - Yahoo!ニュース

太平洋戦争終結後すぐ、日本政府は進駐軍のための性的慰安施設を開設するよう、全国の知事や警察長官に指示した。東京を中心に開設された特殊慰安施設協会（ＲＡＡ）は、戦前に鹿児島県警察部長（当時）が鹿屋海

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平時でこの有り様だから戦時中の日本軍なんかそりゃヤリまくりだろ

そのうえで他所は他所で自分たちがやったことに対しては反省しないといけないが

「政府は、慰安婦として差し出すのは芸娼妓（しょうぎ）などの性売買女性とするようにと指示した。さらに全国の地方紙に募集広告を出した。仕事の内容も知らず、戦後の貧困を理由に集まった女性も多い。しかし、予想を超える大人数の兵士を相手にしないといけない状況。事実上、集団レイプに近かった」

－差し出された女性は慰安所の廃止後、街頭に流れ出て「パンパン」と呼ばれた。

「性病を流行させる元凶として、占領軍と日本警察から狩り込みという不当検挙を受けた。一般女性たちからも不道徳な存在として、彼女たちの取り締まりを求める動きが見られた」