【常陸太田市】下水道を人口の3分の1しか対応できない設計で整備　マンホールから汚水が溢れる恐れがありバキューム車で対応

新下水道 少ない人口で設計 汚水あふれるおそれ 常陸太田

　常陸太田市が、市内の住宅団地に先月新たに整備した下水道について、地区の人口を実際の３分の１以下とする不適切な計画を立てた結果、ポンプの処理量が追いつかず汚水がマンホールからあふれるおそれがあることが分かりました。
　市は、汚水をバキューム車で抜く緊急対策を行うとともに抜本的な対策を検討するとしています。
　問題が起きているのは、常陸太田市幡町にある住宅団地「四季の丘はたそめ」に、市が２億６０００万円かけて新たに整備し先月、使用を始めた公共下水道です。
　下水道の使用を始めた直後からマンホールの水位が異常に高く、汚水があふれるおそれがあるとして、市では朝晩のピーク時に汚水をバキューム車で抜く緊急対策を行っています。
　市によりますと、下水道を整備する際、この団地にはおよそ２７００人が住んでいましたが、市が地区の人口を３分の１以下の７０８人として事業計画を立て業者に設計を発注しました。
　その結果、マンホール内のポンプの能力が足りていないということです。
　市では、少ない人口をもとに事業計画を立てた経緯について、市の担当者が、団地の人口を反映していない県の計画などとの整合性を優先するあまり行ったもので不適切だったとしています。

（中略）

　一方、費用面は大きな課題で、バキューム車を稼働するのに１日２５万円かかり、すでに費用は１０００万円以上に上っているということです。
　さらに、今後、抜本的な改修にあたっては費用がかかることになります。
　宮田市長は「新たな税金を使わなくてはならないことに対し、市民の皆様に大変申し訳ない事態だと思っています」として陳謝しています。
　市では関係した職員の処分を検討するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220524/1070017159.html

不適切会計した結果なのに更に金持ってく気でワロタ