【動画】アメリカ人の家に侵入したクマサン、撃ち殺される

フロリダ州の男性、自宅に侵入した実際のクロクマに“武装の権利”を行使
アメリカ・フロリダ州において、住宅に侵入した野生のクロクマ（＝“ブラックベア”）を巡って奇異な一幕が報じられた。住人の男性は侵入音を確認し銃器を手に応対。侵入者が人間ではなくクロクマだったと気づくや否や、少なくとも7発を発砲し、クマを射殺したという。

事件は夜間、ある一軒家で発生。男性は階段を降り、キッチン方面へ向かいながら“侵入者と思しき何か”の音を確認していた。ところが、その“何か”は実際にはクロクマであった。男性はアサルトライフルにタクティカル・フラッシュライトを装備しており、実際にクマに対して射撃を行ったとされる。

撮影されていた防犯カメラ映像には、男性が武装して階段を降り、キッチンへ向かう様子が映っていた。クマが突進してきた瞬間、男性は銃を構え、少なくとも7回発射したと報じられている。

この事件をめぐって、いわゆる「武装する権利（right to bear arms）」の議論が再燃している。記事では、「自宅に野生の捕食者が侵入したとき、ベースボールバットではなくアサルトライフルを持っていたおかげで住人に有利に働いた」という見方が示されている。

一方で、「クマの立場からすれば不運だった」「ブラックベアは一般的に人を避ける動物だ」という異論も出ている。ネット上では

“Even with a rifle, bear charging at you in the dark gotta be pretty scary lol”
といったコメントが紹介されており、実際に銃を持っていても夜中にクマに突進されたら恐ろしいという声も。

このように、予想外の形で「武装権利」と「野生動物との遭遇」が交差した一件。関係当局および地域メディアから、詳しい状況（たとえばクマの侵入経路・男性の法的許可の有無・住人の安全確保の流れなど）は現時点では公開されていない。