「中国と対峙する」北村晴男氏、胸元は中国製–よく通る”DJIボイス”

「我々は中国と対峙する」――そう強調する北村晴男弁護士の胸元で、ノイズを切り裂きクリアに声を運ぶのは“メイド・イン・チャイナ”と指摘されたマイク。発言の勇ましさと機材の産地が絶妙にハモったこの一幕、ネットでは「メッセージは反中、音声は親中？」と強烈なツッコミが飛び交った。※編集部では映像からの機材特定は独自に確認できておらず、SNS上で「DJI製に見える」との指摘が出ている段階である。

“対峙”の主張、完璧に拾うのは中国メーカーの仕事

北村氏はこれまでも中国に厳しい姿勢を示してきたが、今回注目をさらったのは「主張そのもの」ではなく、それを届ける“物流”――音声機材だ。SNSでは、装着しているワイヤレスマイクが中国企業DJIの製品に見えるとの投稿が拡散。「対中強硬を語る声を、当の中国企業のテクノロジーが高音質で世界に中継している」という構図が、皮肉のボリュームを最大化した。

皮肉が高解像度になる理由

DJIの最新ワイヤレスは“スマートノイズキャンセリング”“32bitフロート録音”など、メッセージをキレよく届ける機能が売りだ。つまり、発言がトゲを増すほど、機材はその輪郭をさらに際立たせる。言葉とサプライチェーンのねじれが、技術の力で見事にハイレゾ化された格好だ。

「理念」と「現場」のスレ違い

もちろん、テレビや配信の機材は制作側の契約や在庫事情で決まることが多く、出演者が銘柄を選べるとは限らない。だが視聴者の印象を決めるのはいつだって“画（え）に映るもの”。政治的メッセージが強いほど、胸元のロゴひとつが象徴性を帯びる。今回はその“象徴”が、主張の正面に立ってしまった。

ネットの定番ツッコミ三連発
1. 「対峙する前に、まず胸元と対峙して」
2. 「反中は口、音声は中（国）発」
3. 「ボーイコットの前に、ボディパック」

編集部の見立て
• 事実関係：北村氏は中国に厳しい論調を繰り返し発信。今回の場面では、装着マイクがDJI製に“見える”とのSNS指摘が話題化。編集部で個別機材の型番までは確認できていない。
• 評価：出演者の思想と現場機材は本来切り分けて考えるべきだが、政治コミュニケーションにおいて“映り込みの記号”はメッセージの一部。今回は、その符号が完全に逆噴射した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/102ee8041d7cf6158bf112af10473cb1a73d46c0
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